今週は、ホームに因縁の相手を迎え入れます。プロバスケットボール・Bリーグチャンピオンシップ。2年連続の日本一を目指す琉球ゴールデンキングスは、クオーターファイナルでアルバルク東京に苦しみながらも競り勝ち、セミファイナル進出を決めました。
2年連続の日本一をかけたキングスは、勝てばセミファイナル進出となるクオーターファイナル第3戦にのぞみました。試合は序盤から激しいぶつかり合いとなります。アルバルク東京が、インサイドからのショットを決め得点を重ねると、キングスの選手たちも気迫あるプレーで相手に立ち向かい、食らいつく展開!
第2クオーター、岸本隆一(きしもと・りゅういち)がディフェンスをかいくぐるドライブで決めると(16点目)今度はスリーポイントが決まり(キングス18点目ot24点目)、3点リードで前半を折り返します。(32対29)
最終クオーター、アルバルク東京の猛攻に対し、簡単なシュートをさせないディフェンスでリングを守ってきたキングスでしたが、アルバルク東京・小酒部泰暉(おさかべ・たいき)の3ポイントシュートが決まり、さらにキングスのファール。バスケットカウントとなり、残り1分4秒で同点に追いつかれます。(アルバルク東京57点目)
しかしキングスは、アレン・ダーラムのフリースローが1本決まり残り22秒でリードは1点!そして、最後のディフェンスで守りきったキングス。3試合に渡る厳しい戦いの末、アルバルク東京を破りクオーターファイナルを突破、セミファイナル進出を決めました。
桶谷大HC「フィジカル的にはアルバルク東京がかなり強いけど、それに対してみんながよく体張ってくれたと思う」
ファン「最初から勢いがすごくて行けると思っていました。勝ったかどうかも分からないくらいあっという間でした。」
ファン「きょうも沖縄から母ちゃん来て私たち内地にいて連れてきました!勝ってます!沖縄アリーナでも負けた試合がないから」
ファン「選手たち、周りのブースターも本当に最高でした!もう自分は泣きそうですよ、次もお願いします!」
ファン「Go Go キングス!」
キングス勝利へのよろこびをかみしめるとともに、ファンの関心は宇都宮で行われているもう一つの試合に向いていました。
宇都宮ブレックス対千葉ジェッツは、2度の延長「ダブルオーバータイム」に突入。そして!
ファン(子どもたち)「おーーーー!」
ファン「前は富樫が勝ったけど琉球も勝ってほしい」
ファン「富樫が一人で20点取って琉球が、今村が21点くらいとって互角くらいの戦いで良い試合になると思う」
キングス、セミファイナルの対戦は、因縁の相手・千葉ジェッツに決まり、その試合は、土曜日からホーム・沖縄アリーナで行われます。
金城アナウンサー「本当にドキドキのゲームでしたけど、次はこの勢いに乗って勝利してほしいですね。」 中村アナウンサー「セミファイナルの相手・千葉ジェッツには3月の天皇杯決勝では、大敗を喫しているんですよね。なかなか手ごわい相手ですが、昨日のような粘り強さでホームでの勝利につなげてほしいと思います。」