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政府は、日米地位協定を根拠にアメリカ軍機の使用を容認する立場を示したということです。県は2024年5月8日、沖縄防衛局と外務省沖縄事務所に、アメリカのエマニュエル駐日大使の視察に伴う与那国と新石垣空港のアメリカ軍機使用の自粛を求めました。

エマニュエル大使は、2024年5月17日に与那国島と石垣島を訪れ、自衛隊の駐屯地や地元の首長への訪問を調整しています。

大使の移動には、アメリカ軍のC20輸送機を使用する予定で、軍は、県に与那国と新石垣空港の使用届を出しています。

県知事公室は5月8日、アメリカ軍機の両空港の利用について、外務省沖縄事務所と沖縄防衛局に、民間機の円滑・安全な運航を確保する観点から、使用自粛を求めました。

県は、緊急時ややむを得ない場合を除いて、民間空港や港のアメリカ軍の使用自粛を一貫して求めています。

一方、政府は、港や飛行場の利用を規定した日米地位協定第5条を示してアメリカ軍機の使用を容認する立場を示したということです。