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沖縄戦で旧日本軍が、首里城の地下に造った「第32軍司令部壕」、県が、2023年度行った調査でこれまで正確な位置が確認されていなかった第1坑口の場所を特定したと明らかにしました。
首里城の地下にある「第32軍司令部壕」は、79年前の沖縄戦で旧日本軍の指揮の中心となった場所で、現在、県が保存公開に向け取り組みなどを進めていて2023年度、県は、未発掘区間のボーリング調査や第1坑口の試掘などを行いその結果を公表しました。
そのなかで、これまで正確な位置が、確認されていなかった第1坑口について試掘調査を行った結果天井の柱と考えられる坑木や排水溝などが確認されました。
また、坑道の側壁とみられる部分も見つかり、県は、「これまで確認できていなかった第1坑口の正確な位置を確認することができた」と明らかにしました。
そして、第5坑口付近では、壕の構築当時に使用されていたとみられるトロッコのレールが初めて見つかりました。
県は、2024年度中に司令部壕の保存公開に向けた基本計画をとりまとめる予定で、そのための調査などを進めるとしています。