ここからはスポーツ!寺崎キャスターです。
寺崎キャスター「はい、お伝えします。まずは、ハンドボール・日本リーグです。琉球コラソンは、ホームにジークスター東京を迎えての対戦となりました。」「この試合は、ただのリーグ戦だけではない「互いに譲れない」それぞれの意地のぶつかり合いが、見られる展開となりました。」
琉球コラソンを率いるのは東江正作監督その長男は、コラソンのセンターバック東江太輝主将。対するジークスター東京には、東江監督の次男で、36年ぶりに日本の五輪出場を自力で決めた「彗星ジャパン」の主将・東江雄斗選手と、地元沖縄で、東江一家が激突しました。
県立武道館で行われた試合、兄・太輝がディフェンスの間を抜くシュートでコラソンが先制。しかし、ジークスター・弟の雄斗も負けじと同点に追いつくとチームも勢いそのままに4点差に広げます。
東江兄弟が、それぞれチームをけん引する中、コートでは、もう1組の兄弟が観客を沸かせます。その兄弟とは、伊禮兄弟!
兄・伊禮雅太(いれい・うた)はジークスターに所属しボールをもらうとあざやかなシュートを決めます。一方、コラソン所属の弟・伊禮颯雅(いれい・そあ)は、速攻から得点を奪い意地を見せます。互いに譲らず、シュートを決める中、前半は、9対15とコラソン6点のビハインドで終えます。
ジークスター東京 伊禮雅太(いれい・うた)選手「初めての兄弟対決ですごく楽しみにしてた。地元で試合が出来てうれしく思う。」
琉球コラソン 伊禮颯雅(いれい・そあ)選手「初めてハンドボール人生で敵同士で戦って、シュートの場面で落ち着いていて、キーパーをしっかり見て打っていた。やっぱ、さすがだな思いました。」
後半に入るとジークスターの県出身・東長濱秀希(ほずき)が3ゴールとコラソンを引き離しにかかりますが、ホームで負けられないコラソン!地元の声援の後押しで3連続得点し3点差まで詰め寄ります。しかし、コラソンに立ちはだかるのはやはりこの男!ジークスター・東江雄斗が強烈なシュートで流れを渡さず。
23対26と兄弟対決は、ジークスターに軍配があがりました。
琉球コラソン 東江太輝主将「今まで兄弟対決やってきましたけど、今日が一番アップからけっこう集中できてたかなと思います。」
ジークスター東京 東江雄斗選手「あまり意識せず出来たんじゃないかな。でももっと良いところを見せたかったというのが本音ですね。」
琉球コラソン 東江正作監督「雅太(うた)と颯雅(そあ)のマッチアップもあったし、太輝と雄斗のマッチアップもあって、ちょっと太輝がちょっと熱くなっちゃったのでそのへんが、やはり懸けるものが彼ににあったんだろうなと思います。雄斗らしいプレーをやられましたね、だいぶ。お父さんの負けですねこれは。100日きったパリの日本代表のキャプテンとして行くでしょうから、チームをまとめながら本当に苦しい時に彼の力が必要になってくると思いますので、そこに対してしっかり準備してほしいとまた大きく羽ばたいていって欲しいなと思います。」
琉球コラソン 東江太輝主将「家族としては非常にうれしいことだし誇らしいことですので、是非パリオリンピックで勝利をあげてもらいたいなと思います。」
ジークスター東京 東江雄斗選手「パリオリンピックでも皆さんに勇気とか感動を与えられるように頑張っていきたいと思います。」