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夏の甲子園を目指す大会の第1シードが決まりました!高校野球・県春季大会の決勝戦が10日、セルラースタジアム那覇で行われ、「エナジック」が興南を破り初優勝を飾りました。雨での順延により、4日遅れで開催された春の大会決勝戦。3年ぶりの優勝を目指す興南と、創部3年目、初めての優勝を目指すエナジックが対戦しました。

3回、興南は、1・2番の連続ヒットでチャンスを作りますが、エナジックのエース・古波蔵虹太が後続を断ち、ピンチを切り抜けます。

興南の先発ピッチャー2年生の比嘉澄久(とわ)は、4回までに毎回の5奪三振、ヒット1本に抑え、チャンスを作らせません。しかし、5回、エナジックは、フォアボールと盗塁で1アウト2塁のチャンスを作り、8番知花泰空(たいよう)

エナジック 知花泰空(たいよう)「チャンスだったので打ったらヒーローになると思って勝つことだけを考えていた。生かしエナジックがチャンスを生かし、先制するとさらに、押し出しで1点を追加し、2対0。エナジックがリードします」

そのウラ、興南はノーアウト1・2塁のチャンスを作りますが、2番石川を三振。そして、ピンチを切り抜け、得点を許しません。興南はその後も反撃を試みますが、味方のファインプレーにも助けられ、調子を取り戻したエナジックのエース古波蔵虹太。2番手の福本琉依の継投でチャンスを与えず。

しかし、9回、興南は2アウトから2人のランナーが出塁し、エナジックが接戦を制し、優勝を決めました。

エナジック 新里哲弥主将「自分たちが1つの目標としている春の優勝ができてよかった。九州大会で自分たちの野球がどこまで通用するのかと夏では自分たちの野球を変えずに優勝目指して頑張っていきたい」

勝ったエナジックは20日から佐賀県で行われる九州大会に出場します。

今回、春季大会を優勝した「エナジック」は、現在の3年生が野球部創設のメンバーで入学した年の県の1年生大会で優勝しています。自分たちの力で、歴史を切り開いてきたメンバーが、最上級生となった今年、夏の沖縄の頂点に挑むことになります。この大会で、準優勝だった興南や県内の球児が目指す、夏の甲子園出場をかけた沖縄大会は、6月22日開幕、7月21日が決勝の予定です。