続いての統計は消費者物価指数。毎日の生活で「物価があがったなぁ」という実感をお持ちの方は多いと思うのですが、数字にも表れています。ことし2月の数字県統計課のまとめです。
「総合指数」と「生鮮食品を除く総合指数」の2つで見ていきます。「総合指数」には食料品や住居、光熱費、保険・医療、交通費など合わせて10の費目があり、「生鮮食品を除く総合指数」は野菜や果物などは物価の変動というより、気候条件によって値段が変わりやすい為敢えて生鮮食品を除いたデータを算出しています。まずはこちらの那覇市のグラフから見ていきましょう。
今出てきた折れ線は去年、令和4年の物価の動きです。2月は若干下がっていますが、その後ぐっと上がっているのがわかりますね。続いて今年です。令和2年を100とした場合、令和5年2月の那覇市の物価は108.2で、前の月、1月と比べて0.1パーセントの上昇。去年の同じ月と比べると4.3パーセントの上昇となりました。
つづいては那覇市の「生鮮食品を除いた総合指数」ですまずは令和5年のグラフ。こちらもぐんぐん上がってきていてこれにことしの指数はというと107.9で前の月と0.1パーセントの上昇去年の2月と比べると同じく4.3パーセントの上昇でした。もう一度総合指数に戻ってみます。
県統計課では前の月より上がったのは、光熱費や水道、教養娯楽などが影響していて前の年の同じ月とは食料品や水道・光熱費が物価を押し上げた要因と見ています。今度は沖縄県の総合指数の動きを見ていきましょう。
令和5年の物価指数の動きですが、こちらも2月は下がったもののそれ以降は上がり続けています。そしてことし1月と2月はこちら。令和2年を100として108.1となり前の月と比べて0.1パーセントの上昇、前の年の同じ月と比べて4.3パーセントの上昇となりました。
「生鮮食品を除いた総合指数」です。令和5年の動きはこちら。つづいてことしの1月と2月。2月は107.8となり前の月と比べ0.1パーセントの上昇。前の年の同じ月と比べて4.2パーセントの上昇となりました。
では最後にこちらのグラフをご覧ください。全国と那覇市、沖縄県の消費者物価指数の推移を比較したものです。令和5年4月以降から全国との差が開いているのですが、これはウクライナ侵攻など世界情勢の変化で原油価格が上がったことが商品のコストに反映されている為ではないかという事です。じわじわと家計を圧迫している状況がグラフからも良く分かります。