けさ台湾を震源とする地震があり、気象庁は一時沖縄本島と宮古島・八重山地方に津波警報を出しました。まずはきょう1日のドキュメントです。
●午前8時58分台湾を震源とする震度4(与那国島)の地震が発生
●午前9時1分沖縄本島・宮古・八重山に津波警報が発令される
●午前9時1分県が災害警戒本部を設置
●午前9時6分石垣島で防災無線による呼びかけ
●午前9時18分以降与那国・石垣・宮古島で20センチ~30センチの津波を観測
●午前10時すぎ那覇空港で混雑
●午前10時40分警報が注意報に変わる
●正午注意報が解除される
【沖縄に津波警報】各地の避難の様子
中山義隆市長「石垣市は9時4分に災害対策本部を設置して同時刻に市民に向けての避難指示を行いました」
20センチの津波を観測した石垣市では、住民が徒歩で避難し高台に向かっていました。また、多くの車が列をなし。渋滞している様子がありました。高台には多くの人と車が集まっていました。
儀間記者「読谷村のバイパス道路でも沿岸部から高台に避難する車で大渋滞しています」
津波警報が発表されたあとの、午前9時40分頃の読谷村では国道58号のバイパス道路で沿岸部から高台向けの車線で渋滞が発生。高台までの1キロ以上の距離を徒歩で避難してきたという保育士やこども達の姿も見られました。
保育園の園長「(Q.発生当時はこどもたちも不安がっていた?)たぶんいつもの避難訓練と思ったんじゃないかなこどもたちはね。先生たちはかなり緊張したと思うんですけど」
この後、保護者がこども達を迎えに来る様子も確認されました。名護市でも。
避難してきた男性「朝にいきなり警報が鳴って 慌ててきたらみんな集まっていた」
避難してきた男性「すぐ来ました、ここまで。(Q.どれくらいで避難した?)近いので4~5分ですね、2~3分か」
多くの車が集まり、住民が心配そうに海を見つめたり、知人と連絡を取ったりする姿がありました。津波警報発表時にはアメリカ軍基地のゲートを開放する協定を結んでいて、住民が基地を通って避難していました。
警報発表からおよそ30分で高台の軍病院に到着したということです。
台湾 県出身者に現地の様子を聞く
現地時間の午前8時前、通勤ラッシュの台湾をおそったマグニチュード7.7の地震。午後5時50分時現在で9人が死亡800人以上が負傷したと明らかにしました。震度6強を観測した花蓮県では土砂災害のほか複数の建物が倒壊し住民が閉じ込められる事態も発生していて今後、さらに被害が広がる恐れがあります。
最も被害が大きかった花蓮県から120キロ離れた台北市に住む県出身者は・・
台北市在住 神谷みづきさん「地震がきたときはキッチンにいてお皿洗いしてた。そしたらめっちゃ揺れてびっくりして机の下に潜って。結構3分くらい揺れたかな。初めてコップとかお皿とかがめっちゃ割れて隣の家の人の音も聞こえて割れている音がめっちゃバンバンバンと聞こえてめっちゃ怖かった」
台北市では震度3を観測。この地震からおよそ5時間が経っても余震が数分ごとに起きているといいます。
台北市在住 神谷みづきさん「今も結構揺れてる。もう十数回以上揺れている。震度1とか2(大きな地震は)初めて。めっちゃびっくりした」