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県内景気についてのニュース。日銀那覇支店はきのう3月に県内企業へ実施した景況感などを調査するいわゆる「短観・短期経済観測」を発表しました。前回調査に比べ悪化しています。

日銀那覇支店によりますとことし3月の県内の企業を対象に行った調査で景気が「良い」と答えた企業から「悪い」と答えた割合を引いた業況判断指数がプラス35と、前回の去年12月の調査に比べ、7ポイントマイナスで2022年3月以降の調査ではじめて悪化しました。

業種別にみると宿泊・飲食サービスでは全国旅行支援が終了し沖縄旅行の割高感が高まる中でリゾートホテルを中心に稼働率が低下したことが要因で23ポイントの悪化。

また、卸売や小売では、一部自動車メーカーでの不正問題が沖縄でもみられマイナス幅が大きくなったと分析されたほか、運輸・郵便ではタクシー運転手不足が深刻化していることから8ポイントの悪化となりました。

日銀那覇支店の小島亮太支店長は「賃金を上げるために価格を引き上げる動きもあり賃金と物価の好循環が生まれている。業況は悪化したが、景気悪化の前兆とは捉えなくてもいいのではなないか」と話しています。次回の調査が注目です!