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開業時期の目標も示されましたが、かなりの時間がかかりそうです。「誰もが移動しやすいまちをつくる」との目標実現のため那覇市が新たな鉄軌道LRT導入に向けた整備計画の素案を公表しました。

2024年3月28日那覇市の知念市長が会見で公表したLRT整備計画の素案。LRTは車両の床が低く乗り降りがしやすい次世代型交通システムのことで最近では栃木県の宇都宮市などで導入されています。

今回の素案では、県庁と南部医療センターを結ぶ「東西ルート」と真玉橋付近と新都心を結ぶ「南北ルート」の整備が計画されていて公共交通が不便となっている真和志地域と中心部を結ぶ公共交通の軸になることが期待されます。

知念那覇市長は「那覇市の今後のまちづくりにおいてはLRTを起爆剤として真和志地域に力を入れていくということで本気度というか、これは欠くことはできないと思っている」と話しました。

素案では、2026年度末までにパブリックコメントや関係機関との合意形成を行いその後、許認可などに3年、工事の着手から開業までに10年かかる見通しで東西ルートについては、2040年度の開業を目指します。

ただ素案は、市の考え方を示したもので開業が決まったわけではないということです。