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小林製薬「紅こうじ」問題で連絡会議 ビジネスキャッチー

業界関係者で風評被害を含めて気が気でないという方も県内にはいらっしゃると思います。小林製薬の紅こうじを使ったサプリメントで健康被害が相次いでいる問題です。

厚生労働省がきょう午後関係省庁と連絡会議を開きました。小林製薬が販売している紅こうじを含んだ機能性表示食品を摂取した人で腎臓に疾患が発生したとしてこれまでに2人の死亡事例が報告され、入院した人は106人に上っています。

事態を重く見た厚生労働省はきょう午後2時から消費者庁、国税庁、農林水産省の関係する省庁を集め連絡会議を開きました。

この中で厚生労働省の担当者からは「去年9月以降に製造された製品を摂取した人に健康被害が偏っている」と小林製薬から報告を受けた事を明らかにしました。今回の関係省庁による連絡会議とは別に専門家らによる調査会も開催することが決まっているという事です。

厚生労働省によりますとサプリメントなどで摂取するいわゆる「健康食品」はこの4つに分類されます。法律上の定義はありませんが、国が定めた安全性や有効性に関する基準などを満たしたこちらの3つが「保健機能食品」として例えば「お腹の調子を整えます」や「脂肪の吸収を穏やかにします」などの機能を表示することが出来ます。

今回問題となっている小林製薬のサプリメントはこちらの(機能性表示食品)カテゴリーです。今後、成分の特定や腎疾患との関連性の究明が急がれます。