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2015年、豊見城市の小学校で当時、小学4年生の男の子がいじめを苦に自死したことをめぐり遺族が、市に対し損害賠償を求めていた裁判で2024年3月25日、両親と市の間で和解が成立しました。

2015年、豊見城市の小学校で同級生からいじめを受けていると訴えていた小学4年生の男子児童が自死しました。遺族は「いじめがある」と助けを求めていたにもかかわらず担任が適切な対処をしなかったなどとして豊見城市などを相手に損害賠償を求める裁判を起こしていました。

一審・那覇地裁は、遺族の訴えが退けられ控訴し、福岡高裁那覇支部が和解を勧告をしていました。2024年3月25日、市が謝罪することや和解金130万円を支払うことなどで和解が成立しました。

和解を受け遺族は、弁護士を通じて「息子を失った悲しみは今でも何一つ変わることなく、息子が生きていたらどのような人生を歩もうとしていたのか思いをはせることがあります。」とコメントしました。

また遺族は、いじめで悩んでいる子どもたちに対し「一人で悩まず必ず誰かに相談してください」とメッセージを送りました。