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石垣島最北端の小学校、平久保小学校が75年の歴史に幕を閉じました。閉校式には地域の住民や卒業生が集まり最後の別れを惜しみました。石垣島の最北端に位置する平久保小学校は戦後間もない1949年に開校しました。
最盛期には隣接する中学校とともに150人の児童生徒が在籍していましたが、人口減少で2021年からは休校となっていて、今後も児童在籍の見込みがなく閉校することになりました。
2024年3月23日、開かれた閉校式には地域の人や学校関係者が駆け付けました。
元学校警備員は「寂しいさぁ最高に。本当は再開して欲しいけど子どもがいないからしょうがない」と話しました。元教諭は「地域がとっても温かいですよねいつも何かあればすぐに駆け付けてくださって、本当に盛り上げてくださる」と話しました。
閉校式では、学校関係者が次々とあいさつに立ち子どもたちの為にグラウンドを整備したり農作物を一緒に育て収穫の喜びを味わったことなど様々な経験が語られると当時を思い出したのか涙ぐむ人の姿もありました。
石垣市教育会・崎山晃教育長は「平久保小学校、平久保幼稚園は長い歴史の幕を閉じる事になりますが、ここで育った多くの子ども達は小学校幼稚園の輝かしい歴史と伝統、そして育った地域への感謝の気持ちを未来へ引き継いでいくものと思います」と述べました。
最後は全員で校歌ダンスを踊り世代を超えて学校の長い歴史に思いを寄せていました。