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日本銀行那覇支店がまとめた2024年1月の県内の経済情報です。2024年に入って日経平均株価がバブル期を超えて国内経済に勢いがついたように見えますが、県内景気も拡大基調でこの状況が続くと分析しています。
では実体経済について「個人消費」「観光」「公共投資」「雇用」「物価」「企業倒産」の6つを詳しく見ていきましょう。
2024年1月の「個人消費」については緩やかに増加している。その要因として百貨店・スーパーコンビニエンスストア、ドラッグストア、家電の売上高が前年を上回った事、自動車登録台数が前年を上回った事を挙げています。
「観光」については拡大基調。その理由として2024年1月の観光客数が前年を上回った事、2024年1月の主要ホテルの客室稼働率は前年を下回ったものの、2024年2月の速報値が7割を超えた事を挙げています。
続いて「公共投資」については増加していて設備投資も持ち直し、住宅投資も底堅く推移していると分析しています。
そして「雇用・所得情勢」については緩やかに改善、「物価」については生鮮食品を除く2024年1月の消費者物価指数が前年比3.2%の延び。企業倒産は2024年2月に1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業の数は前の年を上回ったものの負債総額は前年を下回りました。
日銀那覇支店ではこれらを受けて、県内景気は拡大基調と見ています。