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沖縄県国頭村の民家でネズミ捕りにかかって弱っていたために保護された2匹の「ケナガネズミ」が地域の子どもたちに見守られながらやんばるの森に戻っていきました。

長~いしっぽを揺らしながらメスのケナガネズミ2匹が生息地のやんばるの森に帰っていきました。放獣を見届けた地元の子どもたちはなかなか見ることができない貴重な姿に目を輝かせていました。

ケナガネズミは国の天然記念物で絶滅危惧種に指定されていて日本一大きいネズミとして知られ、本島北部と鹿児島県の奄美大島・徳之島にのみ生息する固有種です。

森に戻っていった2匹のケナガネズミは1月1日と1月2日に沖縄県国頭村の民家で屋根裏に仕掛けられたネズミ捕りの罠にかかって衰弱していたところを保護され、NPOどうぶつたちの病院沖縄で1カ月半の治療を経て回復しました。

放獣を見届けた子ども「バイバイ~元気でねファイト」

放獣を見届けた子ども「早歩きで逃げていった」

放獣を見届けた子ども「元気でいてねバイバイって言った」

ドングリが不作傾向でケナガネズミがエサを求めて人里に出てくることが今後増えると予想されるため環境省は「個体を傷つけない小型の罠を使ってほしい」と配慮することを呼びかけています。