先週木曜日に広島、金曜日に巨人の2次キャンプが始まり、沖縄でキャンプを行う9球団がそろいました。
宮崎県日南市から沖縄市のキャンプ地に移動した広島。その投手陣の中には、昨シーズン球団初の最優秀中継ぎ投手を獲得した島内颯太郎がいますが、今年は、現役ドラフトで楽天から移籍した本部町出身のプロ4年目・内間拓馬に、大きな期待が寄せられています。
ルーキーイヤーには11試合に登板しましたが、その後は登板機会に恵まれず。武器である直球など、宜野座高校、亜細亜大学、そして楽天で磨き上げられた能力を期待され、広島にやってきました。
沖縄でのキャンプ初日には、実戦形式の練習に登板すると最速155kmといわれる力強いストレートを投げ込み、強打者の堂林翔太をショートゴロに打ち取るなど、日南キャンプで本人が課題としていたクイック投球を改善しつつ順調な仕上がりを見せていました。
広島東洋カープ 内間拓馬投手「収穫の多い実戦形式の練習だった。チームが変わって1年目だが、昨シーズン2位だったということで、今年は、絶対に優勝して来年またこの沖縄キャンプに戻ってきたいしいろんな人に感謝しながら残りのキャンプ期間を過ごしていけたらと思う。」
先週金曜日から始まった巨人の二次キャンプ。28日までのおよそ2週間、練習や試合を行います。前日となったきのうは、今シーズン新たに就任した阿部慎之助監督が糸満市の平和祈念公園を訪れ、18万人の遺骨が眠る国立戦没者墓苑で献花を行いました。
巨人 阿部慎之助監督「普通に生活しているありがたみを感じるし野球ができる喜びもより一層感じて今後生活していきたいと心から思った」
阿部慎之助新体制の下、去年は4位と2年連続でBクラスに低迷したチームを立て直すキーマンとして注目されるのが、11日に31歳の誕生日を迎えた県勢の大城卓三。
大城卓三選手「世界一も味わったけどシーズン始まってからはチームとして悔しいシーズンになったので良い経験ができた」
プロ6年目の昨シーズン、WBCの日本代表メンバーとして世界一に輝くと、134試合に出場。バッティングの3つの部門でキャリアハイの成績を残し、(ホームラン16本、55打点)3年ぶり2回目のゴールデングラブ賞にも輝きました。
今シーズンからチームの選手会長も務め、選手たちをまとめる立場にもなる大城。責任感はより強くなっています。攻守でチームをリードし、4年ぶりのリーグ優勝に導く活躍が期待されます。
巨人 大城卓三選手「良い環境でできているのでグラウンドでめいっぱい練習して野球に打ち込みたい。今シーズンも優勝目指して頑張るので応援よろしくお願いします
巨人は23日からオープン戦を戦い、来月29日の開幕に向けて調整を進めています。