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県は、沖縄戦で旧日本軍が首里城の地下に造った「第32軍司令部壕」への理解につなげたいと、教育関係者を対象に壕の周辺のフィールドワークを開催しました。
県平和祈念資料館友の会・仲村真事務局長は「これだけの厚みがあれば上から爆弾が落ちてきても中はほぼ大丈夫」と説明します。
「第32軍司令部壕」について県は、沖縄戦の実相を伝える重要な戦跡として保存・公開を目指していて、戦争の教訓を風化させずに継承していく役目を担う教育関係者などを対象に3連休期間中にフィールドワークが開催しました。
12日は県立芸術大学の職員や教師ら10人が参加して、ガイドの説明を受けながら場所の特定に向けた調査が進められている第1坑口や、当時日本軍が本土の中枢と連絡を取っていた通信所の跡地などをまわりました。
参加者は「(壕の)中に入るって言ってもあんな(崩壊)風になっていたら当時の様子は伝わらないので、むしろCGとかで復元してVRで見るとかじゃないかなと思います」と話していました。
県は第32軍司令部壕について広く伝えるとともに、2024年度内に保存・公開に向けた基本計画をまとめる予定です。