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2024年2月3日、2月4日本島北部で雨が観測されましたが、ダムの水位回復には程遠いということです。
少雨傾向が続く本島では、ダムの貯水率が、2024年2月5日時点で51.8%と平年値より25ポイント以上、下回っています。
県企業局によりますと、国と県が管理する11のダムの貯水率は、51.8パーセントと2024年2月4日より0.3ポイント減少し、平年値より25.8ポイント下回っています。
2024年2月5日午前11時ごろ、本島北部の福地ダム周辺には、雨が降り、ダムの水面にいくつもの波紋が広がっていました。
ダムに近い国頭村奥の降水量は、2024年2月5日午後5時20分までの48時間雨量で20ミリを観測していますが、2024年1月16日と比べると、水中にあった手すりとポールが姿を現わし水位が下がっていることが確認できました。
水不足が深刻さを増すなか県企業局は有機フッ素化合物「PFAS」対策で停止していた中部水源のうち嘉手納井戸群、天願川、長田川の3カ所から取水を再開する方針を固めました。
取水再開の目安はダムの貯水率が「50%」で今後、県企業局から水の供給を受けている市町村などに説明した後、渇水対策連絡協議会にはかって正式に決定となれば2024年2月9日にも取水が始まる予定です。