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沖縄県内の米軍基地周辺にある湧き水などから人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物「PFAS」が高濃度で検出されている問題で市民団体などが沖縄防衛局に基地内の立ち入り調査を訴えました。

水のPFAS汚染問題に取り組む市民団体や県選出の国会議員は2月5日に人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物でアメリカ軍基地周辺の湧き水や河川が汚染されている問題について沖縄防衛局に要請しました。

要請の前に実施された抗議集会ではこれまで再三に渡って汚染源を特定するための立ち入り調査を求め続けているにもかかわらず、調査が実現していないことなどに抗議の声をあげました。

要請では、沖縄防衛局の伊藤晋哉局長に米軍と自衛隊、双方の基地で早急に立ち入り調査を実現することとPFAS対策事業に国として予算措置を行うことを求める要請書を手渡しました。

沖縄防衛局・伊藤晋哉局長「(県から)立ち入りの要請を受けてございます。この要請につきましては様々な機会を捉えて米側に伝達をしているというのが今の状況」

伊藤局長は「引き続き関係部署と連携し適切に対応したい」と米側に働きかけていることを伝えるにとどまり、立ち入り調査の実現に向けた具体的な取り組みについて言及しませんでした。