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豊見城市で開催中の「ハッピードリームサーカス沖縄公演」小学6年生ながらピエロとして出演している一人の少年がいます。よりレベルアップしたパフォーマンスを披露しようと、一輪車を使った大技に初挑戦しました。

圧巻のパフォーマンスで観客の心をつかむ「ハッピードリームサーカス」メキシコやアルゼンチンなど世界9か国からトップレベルの精悦アーティストたちが個性豊かで迫力あるパフォーマンスを繰り広げます。

そのサーカス団でピエロとして活躍する一人の少年が。最年少のパフォーマー、コロンビア出身のバレンシア・デルガド・ルーズベルトくん11歳。特技の一輪車でステージを自由自在に動き回り、大人顔負けのパフォーマンスで観客を魅了します。

特集 ルーズベルト君 一輪車で“ある大技”に挑む

観客「楽しみながらやっていて、こっちも自然と笑顔になる」

観客「役者さんというかスターです」「楽しみながらやっていて、こっちも自然と笑顔になる」

観客女の子「ハッピーな気持ちになれる」

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Q今の仕事好き? ルーズベルト君「めっちゃ、好きです。お客さんをすごいとか楽しいとか、うれしい思いをさせられるから好きです」

小学6年生のルーズベルトくんは、先月から豊見城市内の小学校に通っています。日本各地を旅するサーカス団は、公演ごとに場所を移動し数か月ごとに引っ越すため、ルーズベルトくんは、これまで20回以上、転校を繰り返してきました。

学校が終わりルーズベルトくんが帰宅したのは、ショーが行われる大型テントの裏です。サーカス団のメンバーは、そこに点在するコンテナハウスで暮らしています。

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オフの時間には、団員の子どもたちとゲームをしたりして過ごしているルーズベルトくん。時間が空いた時には、ショーを見学することも欠かせません。

ルーズベルト君「めっちゃ、すごいと思います。お父さんがピエロでお客さんを笑わせたりとかして、それがめっちゃ楽しいです」

ルーズベルトくんがピエロになったきっかけは、パフォーマーとしても大先輩であるお父さんの存在がありました。観客の心をぐっと惹きつける父の姿に憧れて1歳のころから舞台に立っています。

バレンシア デルガド ルーズベルトくん「ショーを観て、ぼくもショーに出たいと思って」

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父:バレンシア サンタンデル ルーズベルトさん「ぼくの仕事はピエロですね、息子も同じ仕事を始まっているから、うれしかったです、あの時は」「ジュニアの演技みたら、お客さん盛り上がる。ママと私、うれしい。今Jrの夢は、いいサーカスのアーティストになりたい。だから私はサポートあげないといけない」

公演が終了したステージ。練習に励むルーズベルトくんの姿がありました。

Q緊張している? ルーズベルトくん「はい。めっちゃ緊張しています」

それもそのはず。次の公演で大好きな一輪車で“ある大技”に挑戦することに。自分の背丈の3倍以上もある高さ5.5メートルの一輪車でパフォーマンスを披露します。沖縄公演でレベルアップした姿を披露したいと、団員のサポートを得て4カ月ほど前から鍛錬を重ねてきました。

初めの頃は、高さへの恐怖心から涙することもあったというルーズベルトくん。今では一人でステージを2周できるまでに成長しています。

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指導者 ゲレロ アレバロ レビット ジョバニさん「アーティストとして大事なことが4つある。1つは考えること、2つ目はフィジカルでジュニアは運動神経がいい」「3つ目は技術、4つ目は表現力だがジュニアはすべてを持っている」

Jrを励ます父「緊張してる?」ルーズベルトくん「Si」

そして迎えた本番当日。出番のギリギリまで練習するルーズベルトくん。準備に余念がありません。ルーズベルトくん、緊張を振り切るように舞台へ。

ステージ上のルーズベルトくん「頑張ります!」走り出す、歓声が沸く!

子どもでは誰も成し遂げたことがない大技を決めたルーズベルトくん。無事に大役を務めあげました。沸き起こる拍手!

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バレンシア デルガド ルーズベルトくん「最初は、出る前は緊張していたけれど、自分で頭の中で緊張に負けないように頑張ろうって思って、普通にショーに出たら緊張がなくなって、もう全部完璧にできました」「わぁ!とすごいとか手拍子も強かったので、めっちゃうれしかったです」

父:バレンシア サンタンデル ルーズベルトさん「父としてとても誇りに思う」「みんなの支えがあってジュニアは素晴らしい技を披露することができて幸せ」

母:デルガド アレグレ カテリーネ アンドレアさん「大切なことは、彼が好きなことができること。これからも私たちはサポートしていきたい」

夢を達成したルーズベルトくんのこれからの目標は?

バレンシア デルガド ルーズベルトくん「今のパフォーマンスはすごいですけれど、もっとうまくしたいと思います。それで、お客さんをもっと楽しませたりとか、すごい思いをさせたいです」

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ピエロとして、また一つ成長したルーズベルトくん。これからも夢に向かって旅を続けます。

この高さの一輪車に子どもが乗ったという記録がないそうで、今後、ギネス記録の更新を申請する。また沖縄公演期間中、ルーズベルトくんが出演する土日の公演ではこの大技を披露する予定だということ。