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5年前の火災で焼失した首里城正殿の再建で2月1日に赤瓦を焼き上げる作業が始まりました。令和の復元は2024年に工事の最盛期を迎えます。

沖縄県与那原町にある島袋瓦工場と当山瓦工場では2月1日から、赤瓦を窯に入れて焼き上げる「焼成」作業が始まっています。

正殿の屋根には約6万枚の赤瓦が必要で内訳は屋根に直接置く「平瓦」が4万枚、2つの平瓦をつなげるようにして置く「丸瓦」が2万枚となっていて3つの工場で製造されます。

「平瓦」を担当する島袋瓦工場では1回の窯入れで約2000枚の瓦を造ることができます。赤瓦は30時間焼き上げられた後、3日間ほど冷却すると完成を迎えるということです。

島袋瓦工場・島袋義一社長「やっとここまで来たなと感じています。みんなには誇りを持ってやるようにと、自分が首里城に携わるという気持ちで責任を持ってやりなさいと(職人に伝えている)」

首里城正殿の屋根に瓦を取り付ける「瓦葺き」の作業は6月に始まる予定です。