宜野座村 阪神タイガース
野球ファン「西宮の近くだからみんなで行きまんねんアレのアレを求めて」
野球ファン「(見に来ている人が)多いと思う、たくさん見に来てほしいいいですね」
野球ファン『バモス!』
2003年から宜野座村でキャンプを行っている阪神タイガース。スタジアム周辺は、朝から例年以上の賑わいとなりました。そのお目当ては日本一を祝う優勝パレードです。改めてその喜びを分かち合いました。
阪神タイガース 岡田彰布監督「素晴らしいチームをまたこの宜野座から作って連覇に向かって全員でまい進したい」
監督復帰2年目となる岡田彰布監督は、當眞淳宜野座村長に、日本一を記念したチャンピオンフラッグを贈りました。これまで多くの野球ファン、そして選手たちのおなかを満たしてきた売店「パーラーぎのざ」の入り口には、優勝を祝う手書きのメッセージが書かれていました。
そして、いつもは選手にちなんだメニューが毎年1つか2つ開発されていますが、阪神が「アレ」を達成したことで、今年は5種類の新メニューが考案されました。
沖縄県勢では、昨シーズン1軍デビューを果たし日本シリーズでも登板した2年目の岡留英貴がスタートしています。
宜野湾市 横浜DeNAベイスターズ
きょうから愛称が変わった「ユニオンですからスタジアム宜野湾」でキャンプを行うのは、昨シーズンリーグ3位の横浜DeNAベイスターズ。
「進化するシーズンを目指すDeNA今年もファンが熱い視線を送っています」
横浜から訪れたファン「バスケットを見ながらキャンプを巡って、たまにサッカーのキャンプも行こうかなと思っている」
横浜から訪れたファン「(本当は)ヤクルトファン」「横浜も応援していて」「ヤクルトと交互に(巡る)」
県勢は神里和毅(かみざと・かずき)は2軍の奄美スタートに。去年けがから復帰し、888日ぶりの勝利を挙げた復活のサイド右腕・平良拳太郎は、まさに進化を誓っています。
平良拳太郎投手「チームが優勝できるように自分にできることを精一杯やって先発ピッチャーとして2桁勝てるように頑張りたい」
そしておととし育成選手から支配下登録を勝ち取ったプロ6年目の宮城滝太(みやぎ・だいた)去年1軍デビューを果たすと中継ぎで11試合に登板するなど、飛躍のきっかけを作るシーズンとなりました。
宮城滝太投手「大事な勝負の年になってくると思うのでリリーフとして個人の目標としては40登板を目指しているのでキャンプを1日1日大事に良い調整ができたらと思う」
北谷町 中日ドラゴンズ
北谷で行われている中日ドラゴンズのキャンプ、注目されるのは、今年巨人を自由契約となり、中日に移籍した中田翔選手。多くのマスコミ陣の中、フリーバッティングではフォームを確かめるようにするどい打球を放っていました。
そして、もう一人注目したいのが、仲地礼亜投手。おととし、沖縄大学からドラフト1位で指名されると初めてのシーズンで2勝をつかみ、今年は1軍北谷でのスタートとなりました。
ブルペンではキャッチャーを座らせ変化球を含む33球を投げ込んだ仲地、強力な中日投手陣の中で、ローテーションの一角を狙います。
中日ドラゴンズ 仲地礼亜投手「今、北谷でキャンプをやらせていただいているんですけど、いろんなたくさんのファンも見に来てくれていますしとてもいい環境でできていると思います。開幕してもずっと一軍でできるように頑張りたいと思います」
浦添市 東京ヤクルトスワローズ
浦添市でキャンプをスタートさせたのは東京ヤクルトスワローズ。昨シーズンはリーグ5位という悔しい成績となりましたが「ヤり返せ!」をことしのスローガンに掲げ球場に詰めかけた多くのファンの前で新シーズンのスタートを切りました。
ヤクルトには去年のWBCで世界一に貢献した村上宗隆選手や山田哲人選手など球界を代表する多くの選手が在籍しています。県勢では嘉弥真新也投手が今シーズンからヤクルトに加入。初めて地元沖縄でのキャンプを迎えるプロ13年目の左腕は初日からいきなりブルペン入りするなど順調な仕上がりを見せました。
ヤクルト・嘉弥真新也投手「沖縄でこの季節にいるのも14,5年ぶりぐらいなので、とても暖かいなという気持ちと、チームも変わってとてもワクワクしていた」「僕もけっこう従妹が多いので、差し入れ持ってくるという話をしているので差し入れとても楽しみにしています」
名護市 北海道日本ハムファイターズ
昨シーズン2年連続の最下位に終わった日本ハム。新庄剛志監督就任3年目となる今シーズンは、6年ぶりのAクラス入りを狙います。
北海道日本ハムファイターズ・上原健太投手「ちょっと緊張してますね。例年より緊張してるなって感じですね。」
けさこう話したのは、二刀流挑戦3年目となる県出身の上原健太。昨シーズンは試合ではピッチャーを中心に活躍し、初の投球イニングが100を超え、今シーズンはさらなる飛躍への期待がかかります。
同じく県勢の金村尚真は、ルーキーイヤーとなった昨シーズン、いきなり開幕ローテーション入りを果たしましたが、4月にけがで離脱。4試合の登板に終わった悔しさをばねに、「新人王」獲得へ意欲を見せています。
石垣市 千葉ロッテマリーンズ
石垣島では昨シーズンリーグ2位の千葉ロッテマリーンズがキャンプイン。
千葉ロッテマリーンズ・吉井理人監督「今年は優勝目指して頑張っていきますので、皆様がチムドンドンするような野球を目指していきたい」
注目は何と言ってもプロ5年目のシーズンを迎える「令和の怪物」佐々木朗希。メジャーリーグへの移籍を希望していることも報じられている最速165キロ右腕は、今シーズンもファンを「チムドンドン」させるピッチングに向け、石垣から発進です。
金武町 東北楽天ゴールデイーグルス
今年球団創設20周年を迎える楽天。今江敏晃新監督の元、1軍は金武町でスタートしました。注目はドラフト1位ルーキー・父が那覇市出身の古謝樹。早速ブルペン入りし、ストレートのみで16球投げました。その後、キャッチャーの太田光(ひかる)や永井玲ピッチングコーチにアドバイスを受けるなど、手厚い指導を受け、チームからの期待の大きさが垣間見えました。
そして、2年目の平良竜哉。去年に続き、プロ入りから2年連続で1軍キャンプスタートとなり、気合を入れるため、坊主頭で登場しました。去年は、若手の有望選手が各チームから出場するフレッシュオールスターで優秀選手賞を獲得しましたが、1軍での出場はありませんでした。
俊足とミート力を武器に1軍デビューを目指す平良の練習を見つめていたのは、4歳年上の兄、裕馬さん。
平良竜哉選手の兄・裕馬さん「小学校の時からずっと練習が終わっても居残り練習をするようなタイプなので今年こそ開幕1軍スタート目指して1軍での初ヒット初ホームラン初盗塁を目指して頑張ってほしい」
今年の正月は兄弟で実家に帰省していて、一緒に過ごしていたと言います。バッティング練習の前には、平良竜哉に声を掛けるシーンもありました。これからも仕事が休みの時にキャンプの応援に行くということです。バッティング練習では、逆方向にライナー性の打球を連発していました。地元の家族の応援を受けて、今シーズンブレークなるか、勝負の1カ月が始まっています。