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嘉手納基地でアメリカ軍がパラシュート降下訓練を実施したことを受け、基地周辺の自治体からなる三連協は、基地で降下訓練を行わないことなどを防衛局に要請しました。

アメリカ軍は2023年12月19日と2024年1月19日に「伊江島補助飛行場の滑走路の不具合」を理由に、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施しました。

嘉手納基地を抱える沖縄市・嘉手納町・北谷町からなる三連協は、2024年1月26日、沖縄防衛局を訪れ、事故などにより周辺住民に重大な影響を及ぼす恐れがあると抗議し、嘉手納基地で降下訓練を行わないここと伊江島補助飛行場の滑走路を早急に整備するよう要請しました。

沖縄防衛局の伊藤晋哉局長は、要請に対して「伊江島飛行場の滑走路が使用できない状況が継続していることから今回の訓練は例外的な場合に該当すると認識」を示した上で、アメリカ側と連携して伊江島飛行場の滑走路の早期使用再開に向けて可能な限り支援協力をしていくと回答しました。

三連協・桑江朝千夫沖縄市長は「パラシュート降下訓練は、我々は例外的という言葉を認めてはいませんし、絶対にすべきではないということを三連協としては常に主張していく」と述べました。

また三連協は2024年1月26日、嘉手納基地の第18航空団や、在沖アメリカ総領事館などに同様の抗議と要請を書面で送りました。