沖縄のおとなり台湾の様々な情報をお届けする「わんさか台わん」です。旧正月の準備でにぎわう市場の様子や、お金にまつわる話題をお届けします。
お店のオープン前から長蛇の列!人々のお目当ては旧正月を祝うときの手土産として人気のピーナッツ飴です。
客「人にあげるのよ。親戚がここのピーナッツ飴は歯にもくっつかなくて美味しいって言ってたの。」
こちらのお店では、この日の営業を終えた翌日から12日間は店を開けず、事前に予約されたピーナッツ飴の大量注文に集中するそう。まさに書き入れ時です!
一方こちらは、毎年恒例の年末市。旧正月に欠かせない食材やグルメなど、100を超える屋台が並びました。
店主「皆うちの常連だよ。」
記者「いつからここでお店を開いていますか?」
店主「私の母からこれまでで、私たちは二代目だから、多分20年くらいね!」
こちらの屋台にも列が。お目当ては「獅子頭(シーズトウ)」と呼ばれる肉団子です。
記者「どのぐらい並んでいますか?」
客「大体一時間くらいは並んだかな?」
さらに…旧正月料理に欠かせない台湾産の干豚で作る金華ハムの専門店も大忙しです。
冷凍庫で3~4カ月熟成させそこから8カ月間かけて発酵、また冷凍庫へ。最後は自然乾燥させるなど…およそ1年かけて作ったハムは、たった半月で3,000個の売り上げを記録したということです。
クレーンで吊り下げられ、お寺に設置されたのはあの世のお金、沖縄で言う「ウチカビ」を燃やす金炉です。金運が上がると有名なこちらのお寺では、これまで使われていた金炉が代替わりとなり、環境に優しい素材で作られた真新しい金炉がお披露目されました。
しかし、人々が注目しているのは、新しい方ではなく古い方。
これまで、10年間以上、何億枚ものウチカビを燃やし続けてきた古い金炉のレンガ、380個に金の漆が塗られ「福を招くレンガ」として、1万元(約47,000円)寄付をした人に贈呈されることになっています。
記者「購入したいですか?」
街の人「そうですね、やはり精神を加護してくれるマスコットのようなものですから。」
記者「もし一億円の値段が付いても購入を検討しますか?」
街の人「何といっても数量限定のものですからそれでも考えますね。」
街の人「お正月になると皆お金が入ってきたり買い物を許されたりするので、おそらくこのへんに住む信徒は皆買いたがると思いますね。」
今年は辰年。金運も昇り龍のごとくアップさせたい!ですね。
赤い袋を手に、うれしそうな子どもたち。
澎湖(ぼうこ)諸島の白沙郷(しらさごう)というまちでは旧正月を前に、今年から初めて地域に住む0歳から12歳の子どもに、1000元(約4700円)のお年玉を給付する制度がつくられ、役場には多くの親子が手続きに訪れていました。
「お母さんに預けて貯金したらどう?」
市長「そんな必要ないさ!自分で管理したらいいよ。」
今年はあわせて815人の子どもたちがお年玉をゲット!どんな風に使おうか、みんなワクワクしている様子でした。