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2023年12月、アメリカ軍が嘉手納基地で実施したパラシュート降下訓練。2024年1月19日にもアメリカ軍が訓練を行う連絡を受けた県は、軍に対して訓練中止を求め抗議しました。

アメリカ軍は2023年12月19日、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施。SACO最終報告書では、訓練は伊江島補助飛行場で行うことになっていますが、嘉手納基地での訓練は「例外」とされています。

県は2024年1月17日、沖縄防衛局から嘉手納基地で1月19日に降下訓練実施の連絡を受けたため、2023年12月の訓練実施と合わせて抗議したということです。

県基地対策課・古堅圭一基地対策統括監は「訓練が間を置かずに予定をされていることは県や県民の思いをないがしろにするものであり大変遺憾であるといわざるを得ない」と述べました。

また県は、「いかなる事情があれ今後、嘉手納基地でパラシュート降下訓練は実施しないよう」に改めて要請しました。

これに対して、アメリカ空軍のローラ・ラモス大佐は、「伊江島補助飛行場の滑走路の状態が悪く、訓練回数が規定を満たさなければ、技術の維持に支障が出る」と説明し、また、2024年1月19日の降下訓練に関しては発言はなかったということです。

訓練実施の通知を受け、県や嘉手納基地に関する自治体で構成する三連協では、2024年1月19日、目視確認をする予定で、県は今後、訓練の状況を確認し申し入れを検討するとしています。