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沖縄戦で起きた「集団自決」を追体験して戦争の悲惨さや平和の尊さに思いをめぐらせる平和学習が11日、石垣市の小学校で行われました。

県の平和啓発事業の一環で、石垣市の真喜良小学校で行われた平和学習では6年生の児童が参加し、沖縄戦当時、読谷村で起きた集団自決をシミュレーション形式で追体験しました。

講師の話「海の上にも(米軍の)戦艦がどんどん迫ってきていますので、みなさんガマの中に逃げましょう」

児童たちには「アメリカ軍の攻撃から逃れるために『小さなガマ』と『大きなガマ』どちらを選びますか?」という選択肢が出され、それぞれに分かれました。

用意された選択肢は、読谷村にある集団自決があった「チビチリガマ」と集団自決がなかった「シムクガマ」をもとにしてつくられたものです。児童たちは、生き抜くために選んだ道の先に何があったかを知らされ、沖縄戦の悲惨さを学ぶとともに平和の大切さや命の尊さに思いをめぐらせていました。