”年末年始においしいものをたくさん食べて体重が気になっている”という方も多いと思いますが、きょうはそんな気持ちも吹き飛んでしまうような話題をお伝えします。
今年で13回目を迎えた”お弁当・お惣菜大賞”がきょう発表され、数多くの商品の中から沖縄の味も選ばれました。ダイエットはあしたからで決まりです!
スーパーや専門店などで販売されているお弁当やお総菜を称えデリカ部門のレベルアップをはかろうと2012年から行われている”お弁当・お惣菜大賞”全国の消費者や担当者が自慢の商品を推薦・エントリーし、食の専門家たちが特に優れているものを選出・表彰します。
その審査基準は味だけでなく価格やアイデアにもおよぶなど、商品の担当者にとってはそれまでの苦労が報われる”デリカ界のアカデミー賞”のような栄誉あるもの。
今年は全国1万4992点の応募の中から県内の3つの商品が選ばれました!
まずはこちらのお店。2018年から7年連続の入賞。並々ならぬ決意で数々の受賞作を生み出してきたスーパーマーケット。
サンエー食品工場城間理湖さん「サンエーのこだわり白身魚フライおにぎりが入選です」
身の柔らかい白身魚のフライをメインに様々な具材をもちもちの米で優しく包んだこの商品。県産の果物がアクセントになっています。
サンエー食品工場城間理湖さん「白身魚フライに相性のいいきんぴらごぼうやおかかタルタルソースなど4つの具材を詰め込んだおにぎりを考えていたが最後に”たんかん果汁入りのオリジナルの五穀酢”を使用することによって”もう一口食べたい”と思える味に仕上がったと思っている」
受賞のきっかけになったのが城間さんの後輩にあたる新元紀香(にいもと・のりか)さん。
プライベートでも購入している1人のファンとしてエントリーしました。
サンエー食品工場新元紀香さん「とてもおいしいと思ったから推薦品として何か賞をとるだろうと思ってエントリーした」
サンエー食品工場城間理湖さん「ありがとうございます」
連続受賞を伸ばしさらに企画力を磨くサンエー。来年こそ…目指すは?
サンエー惣菜事業部バイヤー亀川康貴さん「最優秀賞」「そこを目指していくと同時にその賞がより多くのお客様に支持されていくような商品作りを目指していきたい」
続いてはこのお店。
リウボウストア総菜バイヤー讀谷山一樹さん「リウボウストアのジーマーミー黒糖ぼた餅が優秀賞です」
スイーツ部門から朗報が届いたのは初めてのエントリーで優秀賞を受賞したリウボウストア。沖縄らしさにあふれた一品です。
リウボウストア総菜バイヤー讀谷山一樹さん「最優秀賞を狙っていたところはあったが受賞することが目標ではあったのでそこがしっかりとれて嬉しい」
注目はジーマーミーと黒糖の組合せ。オリジナルのピーナッツペーストに黒糖で炊き上げたあんこと黒米が入ったもち米を店内で一つひとつ丁寧に重ねて仕上げています。
リウボウストア総菜バイヤー讀谷山一樹さん「ピーナッツを扱ったことがなかったがいろんな人の意見で組合せてみたらどんな味になるのか試食をしてみておいしい仕上がりになっていたのでこれはいけるというところで。味わってみてみなさんの意見を聞かせてほしい」
こちらのお店ではあのお惣菜が!
金秀リゾート事業本部総料理長山口保さん「金秀の若鶏唐揚げシークヮーサー風味が入選です」
3年連続の受賞となった金秀。若鶏唐揚げシークヮーサー風味は食感の良い衣に包まれた柔らかな若鶏をシークヮーサーの酸味でさっぱりといただける逸品。
金秀リゾート事業本部総料理長山口保さん「今までにシークヮーサーを使った唐揚げが私の知る限りではなかったので開発を進めてみた」「仕事で疲れた後のお酒と一緒におつまみとしてお子様にはおかずとして食べていただきたいと思っている」
マースでうまみを引き出した肉をたっぷりのシークヮーサー果汁に丸1日漬け込み揚げても味や香りがなくならないように工夫しています。
金秀惣菜部新田菜月さん「(お弁当・お惣菜大賞の)エントリーの枠がお弁当部門やお惣菜部門・麺類などもあるので。また違った分野でも受賞できるようにしていきたい」
原材料費の値上げにも屈せず手ごろに抑えた価格にも担当者たちの努力が感じられる3つの商品。沖縄の食文化にこだわりそれぞれの知恵と工夫が詰まった自慢の味を楽しんでみてはいかがでしょうか?