沖縄のスポーツ選手や指導者の活動と思いを紹介する「アスリートフォーカス」。きょうは27回目です。「沖縄スポーツマネジメント」に所属するアスリート、指導者から今回はこちらの方にお越しいただきました。自己紹介をお願いします!
喜瀬 勝徳選手「こんにちは、マスターズ陸上で100mなど短距離に出場しています喜瀬 勝徳(きせ かつのり)です。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします!! 42歳の喜瀬さんはマスターズ陸上100mでアジア3位期待のアスリートです。その喜瀬さんの普段の様子をVTRでご紹介します。それでは一緒に行きますよ!せいの!!
「アスリートフォーカス!!」
喜瀬勝徳さん42歳。陸上クラブ アスリート工房のマスターズ陸上選手として本格的な活動をはじめて1年足らず。小さいころから野球に親しみ浦添商業、名桜大で活躍、おととしはマスターズ甲子園にも出場しました。
176cm、72kgのバネある体から陸上でも好記録を連発。去年10月の名桜大学記録会では追い風参考記録ながら100m・10秒9をマーク。さらに11月フィリピンで行われたアジア大会では40歳~44歳の部 100m11秒42で3位に入る活躍。200mでも同じく3位と初めての国際舞台で躍動しました。
喜瀬勝徳選手「まずは譜久里さんの練習メニューを考えてくれているというところがあって、まずはそれについていくのに必死だったが、あとは自分なりの特徴を考えながらの課題をもってやっていったら自ずと速くなってきた」
名前の上がった譜久里武さんは沖縄マスターズ陸上の顔役、喜瀬さんにも期待しています。
アスリート工房譜久里武選手(52)「彼の走りの特徴は骨盤周辺の筋肉を上手く使って推進力が桁違いに同世代に比べ高い世界でも戦える」
喜瀬さんは南城市の老人ホームなどを運営する会社で事務方の業務委託スタッフとして勤務しながら陸上を続けています。勤め先の「なんじょう苑」は喜瀬さんのスポンサーにもなっています。
なんじょう苑グループ新垣憲良社長「彼は営業もしっかり僕にしてくるのでこういう結果を出しますから(資金を)出して下さいという形でコミットしてくるのでそこは全然応援してあげたいという気持ちでしている」
喜瀬 勝徳選手「まさしく今もそうだがこうやってテレビ(取材)も来てちょっと広告にもなることで(スポンサーの)恩返しにもなっているのかなと」
アクティブに自身の可能性を広げ続ける喜瀬さんその原動力となっている思いをスタジオで伺います。(動画をご覧ください)
北谷町にあるレンタルスペース。ここで喜瀬さんと話しをしているのは小濱拓朗(こはま たくろう)さん。
喜瀬さんとは浦添商業野球部の同級生でエースとして活躍。北谷町で子どもたちがいろいろなスポーツを楽しむキャンパーズマルチスポーツクラブを運営しています。取材日は雨で実際の活動は出来ませんでしたが子どもたちが何事も主体的に取り組み、自ら考え行動できることを目的にしています。喜瀬さんもかけっこや走る際の体の動かし方をアドバイスしています。
喜瀬さんに陸上へのチャレンジを勧めたのは小濱さんです。
キャンパーズマルチスポーツクラブ小濱拓朗さん「スポーツは全般的にできるし、まさにマルチスポーツアスリートのような感じなので、彼がいたら子どもたちがついていくというか(お手本を)見せられる。子どもたちに見せるというのが(キャンパーズの)やりたいことでもあるので」
喜瀬勝徳選手「(練習前の)アップなどに関してもそれをなぜやっているか考えたことがなかったしこれからは違うよねと話をする機会があって、子どもたちより僕らが楽しんでいる その場の中では」
大人の楽しんでいる姿が子どもたちにも良い影響を与えるはずと小濱さんとともに喜瀬さんはスポーツ好きな子どもたちを増やしたいと活動を続けています。