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楽園の海 案内は水中ビデオカメラマンの長田勇さんです 今回は2023総集編です。早いものでもう年末、長田さんは今年どんな1年でしたか?

長田勇さん「今年は初めて潜る場所での撮影が結構多かったんです。ワクワクしつつ楽しみながら潜り続けることができた1年でした。」

今回の総集編は長田さんセレクトシーンと私がもう1度見たい、見せたいシーンを集めました早速VTRを見て参りましょう。

楽園の海 2023総集編

総集編、まずは長田さんセレクト 1月27日放送「この海を守りたい」です伊良部島「佐和田の浜」ですね!

長田勇さん「モズクの養殖をしているこの浜に、なんとジュゴンが餌を食べに来ているとの情報がありました食み跡を発見した漁師の吉浜さんはこの付近で3度もジュゴンを目撃したそうです。この時は残念ながら出会えませんでしたが「ジュゴンの姿を沖縄の海でも撮影したい」という願いを込めて、以前フィリピンで撮影した映像をご覧下さい。パラワン諸島・ブスアンガ島。体長2m50cmほどの雄のジュゴン。推定年齢は45歳。」

かわいいですね!

長田勇さん「私も沖縄の海で2回、水中で泳ぐジュゴンを撮影した事ありますが、こんなに接近して撮影はできていません。絶滅危惧種のジュゴンに大切なことは環境の保全です。ジュゴンもこの海も守っていきたいですね」

楽園の海 2023総集編

本当にそう思います。さて次は私がセレクトしました。3月10日放送「夜の海で見つけた浮遊生物」です私たちにとっては夜の海の中は未知の世界なので、幻想的で美しい海にうっとりしました。

長田勇さん「夜の海になかなか入る機会はないですよね」

はい、寝床を探して彷徨うアオウミガメもまるでジャケット写真のような…宇宙空間を彷彿させるシーンでした。そして甲殻類のこちら、ツノウミノミの顔!面白くて思わずエイリアン!?かと思ってしまいました。

長田勇さん「私も昼間は一度も見たことがなかった生き物です。」

出てくる生き物は本当に小さいものばかりでよく見つけられるなーと長田さんの凄みも改めて感じた回でした。次は4月28日放送「圧巻!〇〇が大集結!」の回です。ぜひもう1度見たくて!

長田勇さん「〇〇はタマンのことでしたね」

楽園の海 2023総集編

はい、タマンのトルネードがとにかく圧巻!すごかったです。今まで見たことのないシーンでした。

長田勇さん「場所は沖縄本島から7kmのポイント。毎年3月の終わりから5月初めまでのおよそ1ヶ月半、繁殖のために、この時期だけ集まっていると思われます。その数は数万匹から数十万匹!」

撮影場所は上級者向けのポイントだと長田さんが話していたので、楽園の海だからこそ見られた映像ですね。さて次は5月26日放送の「2023年初のサンゴ産卵」です長田勇さん「私のライフワークとなっているサンゴの産卵の撮影です。石垣島北部にある船越漁港の沖合およそ4kmのポイント。今年も無事産卵してくれました。ピンク色のカプセルが水面へ向かっていきます。」

生命の神秘ですね!

楽園の海 2023総集編

長田勇さん「石垣島は去年、水温が上昇し、浅瀬のサンゴが壊滅的な被害を受けました。ですが、こうして頑張って生き残ってくれた数少ないサンゴたちが、一生懸命産卵する姿に感無量の想いでした。そしてこちらは6月30日放送のサンゴの産卵です。読谷村で地道にサンゴの植付け活動を続ける金城浩二さんと共に植え付けたサンゴの産卵に立ち会えたことは、とても感慨深いものがありました。」

私も感銘をうけました!

長田勇さん「私がセレクトした回続いてご覧ください」

「夏本番!極上の海・今帰仁の海 前編と後編」7月14日/25日放送ですね!すばらしい海でした!!まさに極上です!

長田勇さん「辺り一面がミドリイシの仲間のサンゴで覆い尽くされています!圧巻です! 色も濃く、元気な状態のサンゴばかりですね」

楽園の海 2023総集編

手付かずの海域なんですよね。

長田勇さん「そうなんです、自然な形での風景が残っています。32年間沖縄の海で潜ってますが、まだまだ知らない海がありました!しかも、沖縄でナンバーワンと呼んでもおかしくない極上のサンゴ礁を撮影する事が出来た事は、とても嬉しい出来事でした。」

長田さんは振り返ってみてどんな1年でしたか

長田勇さん「毎年思うことですが今年であった生き物たち、サンゴや魚たちとは5年後も10年後も再会したいと思います。ですから今の海の環境がもっと良くなってほしいなと切に思います」

楽園の海、今年の放送は本日まで、新年のコーナー放送は1月12日の予定です。どうぞお楽しみに。長田さんありがとうございました。以上楽園の海でした。

楽園の海 2023総集編