※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

鹿児島県の屋久島沖でアメリカ空軍のオスプレイが墜落した事故で、木原防衛大臣は30日の会見で、オスプレイの飛行停止をアメリカ側に求めていないとの認識を示しました。

屋久島沖での事故を受けて、県や宜野湾市などは30日までに、事故原因究明までのオスプレイの飛行停止を国に要請しています。

一方、事故後もオスプレイの飛行は続いており、防衛省は、1日朝までに普天間基地で46回、嘉手納基地で10回の離着陸を確認しています。防衛省は在日アメリカ軍に、オスプレイの飛行を安全確認後にするよう求めましたが、木原防衛大臣は30日の会見で、飛行停止の要求ではないとの認識を明らかにしました。

木原防衛大臣「飛行停止の定義があいまいなので、そういう意味では使っていない」と話します。

アメリカ国防総省のシン副報道官は30日、日本側から要請はなく、現時点で飛行停止を行わない考えを示しました。

松野官房長官は「飛行安全の確認について十分な説明がない中、オスプレイの飛行が行われることに懸念を有する」と話しています。

一方、松野官房長官は1日の会見で飛行の安全が確認できない中でのオスプレイの飛行が続いていることに懸念を示しました。