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嘉手納基地で米軍の戦闘機などによる騒音被害が激しくなっていることから沖縄県嘉手納町議会は11月27日に騒音の軽減などを求める意見書と抗議決議を全会一致で可決しました。

嘉手納基地では老朽化で退役するF15戦闘機の代わりに外来機が巡回配備されていて、常駐機とともに昼夜を問わず騒音が激化しているため11月27日に開かれた嘉手納町議会の臨時議会で騒音規制措置の遵守などを求める意見書案と抗議決議案を全会一致で可決しました。

嘉手納町議会基地対策委員会・當山均委員長「米軍の傍若無人な基地運用は受忍限度をはるかに超えており長年、我慢に我慢を重ねてきた町民の怒りは頂点に達しつつあり強い憤りを禁じ得ない」

嘉手納町の測定調査によりますとF35戦闘機などが巡回配備された4月から10月までの7カ月間で90dB以上の騒音が屋良測定局で2113回と2022年の同じ期間に比べて5・6倍となっているほか、嘉手納測定局では8・8倍、兼久測定局は5・4倍と騒音が常態化しています。

意見書と抗議決議では午後10時から翌朝午前6時までの間に飛行しないことやエンジンを稼働させないことなど5項目を求めています。