※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
連日の立ち入り検査です。大麻に似た成分が表記された「グミ」を食べて体調不良を起こした人が全国で相次いでいる問題を受けて、九州厚生局沖縄麻薬取締支所は沖縄県内にある3つの店舗を調べました。
九州厚生局沖縄麻薬取締支所と沖縄県は、11月22日に那覇市と宜野湾市と名護市にある3つの店舗に立ち入り検査をして、大麻に似た成分「HHCH」が表記された商品を販売していたかどうかを確認しました。
店内を1時間ほど調べたところ、問題となっている成分「HHCH」が表記された商品はありませんでしたが、類似した商品が販売されていたため検査をして安全が確認されるまで販売をできなくする命令を3つの店に出したということです。
立ち入り検査を受けた店舗のオーナーはこれまで「HHCH」と表記されたリキッドタイプの商品を店頭で扱っていましたが、いわゆる「大麻グミ」に関連する一連の報道を受けて「今後はHHCH関連商品の販売を控える」としています。そのため、11月22日から販売を中止してあわせて600本あった問題の商品をすべて処分したということです。
大麻の有害成分に似せてつくられた合成化学物「HHCH」について、厚生労働省は11月22日付けで規制の対象に指定する省令を交付していて、12月2日から医療以外の目的で流通や所持、使用することなどが禁止されます。