県内で6年ぶりの本格的なサーカス公演を前に公演を主催する企業が支援施設を利用する人たちに事前に観賞してもらおうと招待しました。
2023年11月22日、QABと沖縄タイムスが県社会福祉協議会に贈ったのは、「ハッピードリームサーカス」が2023年12月21日に予定しているプレ公演の座席500席です。
「ハッピードリームサーカス」は世界9カ国から集まったトップパフォーマーによる迫力の演技が楽しめる日本3大サーカスの一つで2023年12月から、県内で初となる公演が行われます。
贈呈式で、沖縄タイムスの石川達也常務取締役は、「6年ぶりの本格的なサーカス公演。感動を覚える体験を生涯に渡って記憶していただきた」とあいさつしました。
県社会福祉協議会の湧川昌秀会長は「新しいものに感動していく。見たこともないことに喜びを感じる。(サーカスを見れる機会は)めったにない。今回寄贈いただいて本当にうれしいと思う」と述べました。
プレ公演の招待は、協議会を通じて就労支援施設を利用する人などが対象になります。
沖縄初上陸!ハッピードリームサーカス名古屋公演の様子
来月22日から来年2月にかけて豊見城市にあるイーアス豊崎で、「ハッピードリームサーカス」が開催されます。沖縄に本格的なサーカスが6年ぶりにやってきます。現在は名古屋公演が行われていて、その様子を取材に行ってきました。
9月から今月27日まで開催されているハッピードリームサーカス名古屋公演では、週末になると、チケット売り場の前で今か今か入場を心待ちにする家族連れを中心に行列を作っていました。子どもたちはわくわくした表情で「サーカス」の想像を膨らませます。
今年で創立15周年となるハッピードリームサーカスは、世界9カ国からトップレベルのアーティストが集結し、年々持ち技のレパートリーとクオリティが進化しています。
愛をテーマにロープを使ってロマンチックに宙を舞う「シルク」や、サルサやファイヤー、様々な種類のダンス、大きさが20mほどある大車輪の上で縄跳びをするなどアクロバティックに飛び跳ねるパフォーマンスで観客を魅了します。
客席を盛り上げるのはピエロたちです。舞台監督を務めるコロンビア出身のルーズベルトさんと息子のルーズベルトJr.くんなどが身振り手振りを交えたユーモアのあるコメディで訪れた人の表情を明るくします。ルーズベルトJr.くんの得意技は一輪車。初上陸となる沖縄での公演の時にはさらにレベルアップしたパフォーマンスを披露したいと意気込んでいます。
ルーズベルトJr.くん1「沖縄の人たちに僕が5m半の一輪車デビューしてそれを知らせたい。あと、新しい技を見せます」
今乗っている一輪車は1.5m。その3倍以上の高さに挑戦すべく練習を積んでいるということです。そして、人気が高いのが。
女性「ブランコが一番良かった。ちょっとハラハラしました」
男性「最後の空中ブランコですね。(子どもは)ずっと目が一点集中ですごく驚いて刺激になったと思う」
クライマックスを飾る空中ブランコです。勢いをつけ手を離して2回転したり、2人が同時にジャンプして入れ替わったりするなど人間離れした技で観客の視線をくぎ付けにします。
空中ブランコは1組4人で構成されていて、こちらはチリやアルゼンチンから来た父・母・娘・親戚のチームで、毎日練習し、洗練された連携を見せています。
デボラさん「素晴らしいサーカスに来てください私たちのレベルの高い空中ブランコチームを間近で見られるチャンスなのでぜひ注目してください。サーカスでお待ちください」
ハッピードリームサーカス沖縄公演は平日2公演、土日祝日は3公演で、来月22日から来年3月3日まで開催されます。
ルズベリン(お父さん)さん(Jr.と2ショット)「沖縄の人たち、ハッピードリームサーカス、待ってます!見に来てください!めんそーれー」