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かわっての話題です。さまざまなスポーツで競技人口やチームの数が減る中県内の女子ソフトボールを盛り上げたいと来月イベントが開催されます。その準備を進める人たちを取材しました。

嘉手納高校のグラウンドで練習に励む女子ソフトボール部。県総体や新人大会などで何度も優勝経験がありますが、現在部員は5人。先月の大会は合同チームで出場しました。

ソフトボールフェス開催への思い

嘉手納高校ソフト部 比嘉彩音主将(2年)「中学校ではけっこうソフトボールも盛り上がっていたが高校になってする人がいろいろな部活に(行った)」

嘉手納高校ソフト部 東凛花選手(2年)「名前が高い(強豪校)に行って(地元で続ける人が)少なくなった」

少ないながらも頑張るメンバーのためこの日は、いまも社会人チームでプレーする2人が駆けつけました。嘉手納高校OGでスポーツトレーナーの伊禮まりえさん知念高校OGで腰痛や肩こりなどの体のメンテナンスを手掛けるセラピスト浜川愛(はまがわ めぐみ)さん。ソフトボール歴20年以上のコンビは高校生にアドバイスを送りました。

ソフトボールフェス開催への思い

浜川愛さん「教えた後は(教えられた子が)やりたくなる(ソフトボールが)好きな子たちは上手くなろう・なりたいと思っている気持ちがあるから教えた後にはあの時はこう習ったと(自身に)落とし込みたくなる。技術というよりは意識をちょっと変えてあげたいのが(思い)」

嘉手納高校を訪れたのにはもう1つ理由があります。ソフトボールを知ってもらい楽しんでもらう機会をつくろうと浜川さん・伊禮さんが中心となって12月にイベントを開催します。一般から高校生も一緒になって試合を行なったりソフトボール用品を安く提供するフリーマーケット。未経験の人でも気軽に打ったり投げたりに挑戦できるコーナーなどを予定しています。

ソフトボールフェス開催への思い

その運営を高校生にも関わって欲しいと意見交換や話し合いをしています。

伊禮まりえさん「企画運営ももしかしたら将来仕事でやることが出てくるかもしれないということを(自分が)高校生の時に気づけていたらもっと道が広がったかなということもあってそれを一生懸命(高校生に)伝えられたらと思っている」

ソフトボールフェス開催への思い

嘉手納高校 比嘉彩音主将「みんなで楽しくソフトボールをする人が増えるような楽しいイベントにできたらいいなと思う」

協力の輪を広げるため、スポンサーや後援依頼にも汗をかきますそしてこの日は那覇市の沖縄タイムス社にイベントのPRへ。共に足を運んでくれたのは洲鎌夏子さん、知念高校出身で実業団のデンソーなどでプレーし日本代表として国際大会でも活躍しました。

そしてもう一人が神山みどりさん。浦添商業出身でこちらも実業団のトヨタでプレーしました。現在はOGとして各地で子どもたちの指導をしています。ふるさと沖縄のためにもこれまで講習会を開いてくれていた2人が今回のイベントでも技術指導などで力を貸してくれます。

ソフトボールフェス開催への思い

洲鎌夏子さん「やっぱり沖縄県に育ててもらったと思っていて、そこに恩返しをしたい」

神山みどりさん「プロスポーツだから、みんなに夢や勇気を与えられるのではなくて、だれでも一生懸命やっている姿は夢や希望だったり目標にもなるし周りを元気づけると思う」

来月15日から3日間、嘉手納町スポーツドームや兼久海浜公園で行われる沖縄ソフトボールフェス。観覧は無料で、協賛スポンサーの募集を続けています。

生涯スポーツとしてのソフトボールの楽しさも知ってもらいたいとの思いを込めたイベントです。詳しくはこちらを検索してください。

ソフトボールフェス開催への思い