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障害のある人や高齢者の生活を疑似体験し、全ての人が安心・安全に利用できる銀行を目指そうと11月、沖縄銀行で研修会が開かれました。
沖縄銀行では10年前から介助を必要とする人をサポートする資格「サービスケアアテンダント」の取得に取り組んでいて、研修会には支店長などの行員26人が参加しました。
参加者は、視野を狭くするゴーグルやおもりなどをつけて高齢者の日常生活を疑似体験したほか、車いすに乗った状態で銀行のロビーを回り、当事者と同じ目線に立つことで初めて見えた「不便さ」に触れたようでした。
参加者は「(背中を)支えにすると、(発券機に腕を)伸ばしてもこのくらい。その上を押したい方は自分で前のめりになるしかないので難しいなと」「立って生活しているので全然この高さぐらいは何とも感じていなかったんですけれども、いざこの状態になると普通に出来てたことが本当は普通じゃない、不便を感じている人がいるんだって分かりました」と話していました。
沖縄銀行では今後もこの取り組みを続け、サービス向上に努めたいとしています。