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名前にサメと付いていますが、エイの仲間だそうです。水族館での繁殖例がほとんどない、希少種・シノノメサカタザメの赤ちゃんが美ら海水族館で公開されています。
白黒模様が鮮やかな姿で水槽の中を泳いでいるのが、シノノメサカタザメの2匹の赤ちゃんです。シノノメサカタザメは、インド洋や太平洋の熱帯域に生息し、体の前の方がエイ、後ろの方がサメの姿をしていて国際自然保護連合のレッドリストに分類される希少種です。
2023年9月に読谷村の沖合で妊娠中の「シノノメサカタザメ」が捕獲され、その後、水族館に運ばれ2023年10月、10匹の赤ちゃんを出産しました。展示されているのは、その中の雄と雌の2匹で飼育員からエビをもらって育っています。成長すると全長2メートルにもなり、赤ちゃんの白黒模様はなくなり灰色がかった色になるということです。
沖縄美ら海水族館の飼育担当・上運天萌子さんは「何才くらいで(模様が)どこでどう変わるかもあまり知られてないことなので、この子どもたちで確かめて行ければと思います」と話しました。
水族館では、今しか見られないシノノメサカタザメの赤ちゃんの貴重な姿を見てほしいと話しています。