続いては日本ハンドボールリーグです。きのう浦添市で県勢の２チーム女子、ザ・テラスホテルズ ラ・ティーダと男子、琉球コラソンの試合が続けて行われました。一方、Bリーグでは琉球ゴールデンキングスが同じ西地区の強豪・島根と対戦しました。合わせてどうぞ！
日本のトップリーグで戦う県勢２チームの試合がきのう、ANA ARENA 浦添で揃って行われました。まずは女子のザ・テラスホテルズ ラティーダ。今シーズンホーム初勝利を目指す試合でしたが序盤から立て続けに失点し、追いかける展開に。
それでも、浦添市出身で、まさに地元での試合に気合も入る上地涼奈！家族や関係者を始め、集まったファン、ファミリアを沸かせます。ポイントゲッターである上地の得点でここから反撃…といきたいところでしたが、その上地がステップの際に左膝を痛めるアクシデント。立ち上がることができず、コートから退かざるを得なくなります。
中心選手が欠けるピンチを迎えたラ・ティーダ。何とか食らいつき続けて、前半を１点ビハインドで折り返します。後半、プレーこそできないものの上地がベンチから声を出す中、ベテランゴールキーパー、田口舞が何度もチームを救うファインセーブを見せます。
しかし、上地の離脱もあり得点力が落ちてしまったラ・ティーダはじわりじわりと引き離されます。終盤には同じ県勢の當山桃加が得点を重ねましたが反撃は及ばず。今シーズンホーム初勝利とはなりませんでした。
ザ・テラスホテルズ ラ・ティーダ 田口舞選手「誰かに頼るチームではだめなので、足りないところはたくさんあるのでもう一回みんなで見つめ直していきたい」
続いて行われた男子。パリ五輪予選などの中断期間を経て、約３か月ぶりの試合を迎えた琉球コラソン。ここまでリーグ戦１勝と苦しむチームは新加入の大型外国人選手との連係が課題となっていましたがこの試合では190cmの潘 恩傑（パン・エンジャー）が連続得点。
さらにパンにディフェンスが寄ったところでキャプテン・東江太輝。チームとしての攻撃に手応えも出てきましたが相手は日本代表を６人擁しここまでリーグ戦９勝無敗の首位、トヨタ車体。コラソンは後半、９連続得点を許すなどし、完敗。強敵相手に得た手応えと課題を糧に次の試合を見据えます。
琉球コラソン 東江正作監督「できた部分、相手のプレッシャーに押しつぶされた部分、両方あったので、ただできた部分がブレイク（中断）前よりは増えてきているというところではポジティブに捉えています」
