続いてはスポーツ、沼尻さんです。まずは、おととい行われた全国高校サッカー選手権の県予選決勝からお伝えします。那覇西と名護の試合は雨の中、手に汗握る大熱戦となりました。
年末年始を彩る大会の一つ、全国高校サッカー選手権の県代表を決める大一番は、3年ぶり18回目のキップを狙う那覇西。5月のインターハイ県大会では初戦敗退。その悔しさをバネに選手権初出場を狙うまで来た名護が対戦しました。
まずは、赤のユニフォーム那覇西が試合の流れをつかみます。県予選は準決勝までの4試合で31得点、失点はゼロ。選手権は県内最多17回の出場を誇るチームを率いるのは10番山川輝(やまかわ あきら)。
那覇西3年山川輝主将「自分たちがやっているサッカーで、前からプレスをかけたり自分たちがボールを保持したりということを持ち味としてやってきたのでそれを出そうとやっていた。」
その那覇西の攻撃からゴールを守るのは名護のキャプテン松瀬真之介(まつせ しんのすけ)。たびたびピンチが訪れますが・・
名護3年松瀬真之介主将「押される、ずっと攻撃されると分かっていたので守備を試合前だったり前日に確認して難しいゲームになるのは分かっていた」
雨の中、互いに思うようなボールが運べない展開もあり両チーム無得点で試合を折り返します。
サイドが変わった後半もゴールに迫り続けたのは、那覇西でした。ぽっかり空いたスペースに出したボールを7番宮城主英(みやぎ しゅうえい)がシュート。クロスバーを叩いて得点ならず。それでもチャンスは那覇西。ここもボールは枠の外。
両チームとも足をつる選手が出るなどお互いが全力を出し続けます。頂点を目指すライバルであっても、相手選手のケアをしてリスペクトを忘れず、試合は進んでいきます。
前後半80分そして延長20分でも両チーム譲らず。PK戦にまでもつれ込みます。大一番ならではの緊張感、互いに5人目までで3人成功2人失敗の3-3。6人目からはサドンデスとなります。その6人目、先攻・那覇西キッカーの放ったシュートは枠の上。決めれば勝ちの名護。蹴るのはチームの守護神 キャプテンの松瀬。
渾身のシュートで激戦に終止符那覇西の攻撃を耐えに耐えてきた名護。ついに選手権県予選初優勝、そして初の全国キップを手にしました。
名護3年 松瀬真之介主将「全員で乗り越えてPK戦、結果勝てたので良かった。名護から全国へという目標を掲げてやってきたのでそれを達成できて良かったうれしい」
那覇西3年 山川輝主将「申し訳ないという気持ちもあるが、まずは(チームメイトに)3年間一緒にやってくれてありがとうと伝えたい」
ことしの全国選手権は来月28日に東京・国立競技場をメイン会場に開幕します。名護イレブンの活躍に注目です。
近年稀にみる大熱戦となりましたが最後は粘りに粘った名護高校が初出場という新たな歴史を切り開きました。名護高校といえば先日ラグビー部も優勝して全国大会出場を決めましたよね!これは学校としてはかなり盛り上がっていそうですよね
そうですね、これから冬がやってきますが名護の年末年始は熱いものとなりそうです。