高齢者から20代までさまざまな年代の人たちが参加するマスターズ陸上の九州大会が沖縄で開かれ県勢が活躍。100歳近い大ベテランも記録更新の走りを見せました。
県総合運動公園できのう行われた九州マスターズ陸上競技選手権大会。県内マスターズ陸上の第1人者で世界大会の金メダリスト譜久里武(ふくざと たけし)選手、先週、名桜大学で行われた記録会では100m11秒32と50歳から54歳のクラス県記録を更新しました。
アスリート工房 譜久里武選手「スタートの技術を変えてトップスピードを上げやすくなったということと後半がその分余力が残って(タイムが)落ちなくなって」
このレースでは11秒48と自身が持っていた大会記録を更新しました。
アスリート工房 譜久里武選手「きょうは4日後にアジアマスターズ(フィリピン)があるので、その試運転で予想よりはいいタイムが出た。400メートルリレーでは世界記録、100mではアジアチャンピオン目指して頑張る」
かわっては女子40歳から44歳のクラス100m。第2レーンはアスリート工房の新崎千春(あらさき ちはる)選手。
アスリート工房 新崎千春選手「先週(大会で)走ったばかりで体は少し重いのと」「コンディション的にはいまいちだった中で13秒14が出たのはちょっといいかなという感じ」
こちらも自身が持つ大会記録を更新。レースを共にした陸上仲間と健闘を称え合いました。
アスリート工房 新崎千春選手「他の人の自己ベストが出たらみんなで良かったねといいながらやっている。11月の後半に県民体育大会があるので、そこで40代の1位を目指して頑張る」
そして80代の選手たちと一緒にレースへ臨んだのは2人の県勢、それも90代後半。6レーン新里春一(しんざと はるいち)選手は96歳7レーンの亀濱敏夫(かめはま としお)選手は98歳。年上の亀濱選手は先月の全日本選手権95歳から99歳のクラス100m,200mで2冠を達成しています。22秒38と自身の持つ県記録を更新しました。
亀濱敏夫選手「勝ち負けは別にして参加している。皆さんと一緒に走るのが楽しい」
90代のクラスでともに活躍する新里選手も31秒38と健脚ぶりを見せました。