続いては、きのう行われたプロ野球ドラフト会議についてです。今年は県内では２人の高校生に吉報が届きました。指名を受けた選手たちと、支えてきた人たちからはこれまでの思いが溢れました。
「東北楽天 ワォーターズ璃海ジュミル 日本ウェルネス沖縄高校」
東北楽天ゴールデンイーグルスから４位指名を受けたのが日本ウェルネス沖縄のワォーターズ璃海選手。夏の沖縄大会で準優勝を果たしたウェルネスで俊足好打の１番打者として打線を牽引。身体能力を生かした守備範囲の広さも魅力の選手で夢舞台への切符を手にしました。ウェルネスにとっては、野球部創設６年目で初のプロ野球選手の誕生となりました。
日本ウェルネス沖縄 ワォーターズ璃海選手「（高校野球は）きつかったんですけど、こうやって今指名されて頑張ってよかったなと思いました」
自分が思っていた以上に早く名前を呼ばれ驚いたというワォーターズ選手。まだ、あまり実感がなかったのか…Ｑ楽天に対してどんな印象を持っていますか？「寒いと思います笑」ただ、夢のプロへの思いは一際強くあったことを一緒にドラフトを見守った母・真弓さんが話してくれました。
母・真弓さん「小さい頃からプロ野球選手になりたいとずっと夢だったので野球も辞めたいとか１回も言わなくて」
日本ウェルネス沖縄 ワォーターズ璃海選手「ずっとサポートしてくれていたのでプロ野球に入って活躍して恩返ししたいと思います」
母・真弓さん「実はプロ志望を出した時くらいに２人で喋った時に「言いたいことがある」と言われて口に出したら実現するから言うよと言われて「親孝行するからね」って言ってくれたので、うれしかったですね」
小さい頃からの夢、そして恩返しの舞台での活躍を誓います。
そして同じく４巡目で名前を呼ばれたのが。沖縄尚学の仲田侑仁選手が広島東洋カープから４位指名を受けました。仲田選手は沖尚不動の４番として活躍し春のセンバツと夏の甲子園でホームランを放つなど全国の舞台でも存在感を示していました。
沖縄尚学 仲田侑仁選手「呼ばれた瞬間みんなもよろこんでくれてうれしい気持ちが一番、プロ野球選手になるという夢はかなったけど、なるだけではなく一流の選手になれるようにしていきたい」
お祝いの花を手渡したのは、父の憲仁（のりひと）さん。仲田選手に野球を勧め、ともに活躍を目指してきました。
父・憲仁（のりひと）さん「野球やるためだったらなんでもサッカーボールは絶対買いませんでした。活躍してその夜にお好み焼きが食べられればと思う。ご馳走になりたい」
沖縄尚学 仲田侑仁選手「よく一緒にバッティングセンターに行ったりしていたので、そのおかげで今があると思う。家族を感動させられるような選手になりたい」
その外、県関係では沖縄出身の父を持つ桐蔭横浜大学の古謝樹投手が楽天から１位指名、宜野湾市出身で東邦高校の宮國凌空投手がオリックスから育成３位指名を受けました。