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辺野古新基地建設の環境監視委員会で沖縄防衛局が移植を計画している小型のサンゴ類などについて移植せずに一部の護岸工事を行った際の影響を調査した結果「生息環境は維持される」という見解が示されました。
辺野古をめぐる工事に関連して沖縄防衛局は大浦湾側に生息する小型サンゴ類約8万4000群体などを移植するための特別採捕許可を申請していて沖縄県はこれを不許可としています。
沖縄防衛局は10月24日の環境監視委員会でサンゴを移植する前に一部の護岸工事を始めた際における水の濁りなどをシミュレーションした結果を報告しました。
その結果、水の濁りは環境保全目標値を下回る結果が得られたとして「生育環境は維持されるものと考えられる」という見解が示されました。
これにより、一部護岸の工事について実質”サンゴの移植前に着手できる”という考えが示された格好ですが防衛局はサンゴ移植前に護岸工事を始めるかどうか「現段階で回答は困難」ととしています。