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自らの口で説明をすることなく議員を辞めることになりました。政務活動費の不正受給などカネにまつわる疑惑が取りざたされている那覇市議会の久高友弘前議長は議会が設けた説明をする場に出席しませんでした。また、本人が申し出ていた辞職が許可されました。
濱元晋一郎記者「久高議員の疑惑について説明を求める会議に本人の姿はありまあせん」
久高前議長は、10月20日に那覇市議会が設けた代表者会議を欠席しました。警察から聞き取りを受けていてこの場で話すことが捜査に影響することをはじめ持病の治療が続いていて体力がないことや辞職願を提出したので会議に出る立場にないことを理由にしています。
会議では判断が保留になっていた辞職願を野原議長が許可しました。「事件の責任を取る」という趣旨の言葉が記されていたということです。
警察の捜査を受けている久高前議長には実態がない人件費を請求して政務活動費をだまし取った疑いが持たれていておととい、議会に政務活動費の一部である192万円を返還する申請書が提出されていました。
那覇市議会・與儀喜邦議員「(久高前議長が疑惑について)当初、天地神明に誓い(やっていないと)言ったことは市民を愚弄する蛮行とも言えないでしょうか、議員辞職は当然のこととしてこれで幕引きするわけにはいけないと思います」
那覇市議会野原嘉孝議長「本当に顔を見て直接謝罪をしてほしかったというのが本音です」
久高前議長には那覇市が管理する土地の所有権をめぐって会社代表の男性から多額の現金を受け取っていた疑惑などもあり、市議会では今後、疑惑の追及に向けて百条委員会を設置できるのか検討していく方針です。