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2023年5月に沖縄県内の路上で女性に襲いかかってけがをさせたとして当時19歳の米海兵隊員の男が傷害の罪で罰金30万円の略式命令を受けていたことがわかりました。

警察などによりますと当時19歳の米海兵隊の男は5月に沖縄県内の住宅街の路上で県内在住の女性に襲いかかり、押し倒すといった暴行を加えて頭などにけがをさせました。海兵隊員の男は、犯行後、車で基地の中に逃げたことが捜査関係者への取材でわかっています。警察は車の目撃情報などから海兵隊員の男を特定したうえで今年6月22日に強制わいせつ致傷の容疑で書類送検していました。

那覇地方検察庁は強制わいせつ致傷から”傷害”に罪名を切り替えて7月14日付けで海兵隊員の男を略式起訴していて、その日のうちに那覇簡易裁判所が罰金30万円の略式命令を出しました。

10月18日に開かれた県議会の米軍基地関係特別委員会では議員から県警に摘発したアメリカ兵の部隊や沖縄への駐留期間を記録するなど統計データとしてまとめてほしいといった意見があがりました。

沖縄県内では2023年1月から8月末までに米軍関係者による刑法犯の摘発件数は51件にのぼり2022年の同じ時期と比べて約1.5倍に増えています。