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日本初となる国立自然史博物館の沖縄誘致を目指す県が有識者によるシンポジウムを開催し、県民に施設の必要性などを訴えました。

国立自然史博物館は、気候変動や災害メカニズムの解明、新たな資源の発見といった自然史の分野に特化した研究をしたり貴重な標本を保存したりするために県が沖縄での設立を目指しています。

県民に施設の必要性を知ってもらおうと開かれた14日のシンポジウムでは、設立準備員会の岸本健雄代表理事がこれまでの会の活動を紹介し、アメリカやイギリスなどと比べて日本を含むアジアには自然史に特化した研究拠点がないと話し、博物館の設立が急務だと訴えました。

その後昆虫・動物写真家の湊和雄さんが、自身が撮影した映像を使いながらやんばるで独自の進化を遂げた様々な希少生物について紹介し「これは有名な枯葉に擬態したコノハチョウなんですね、こうやっていると枯葉そのもので目立たないのですが、実はこうやって羽を開くととても目立つ鮮やかな色をしている」と説明していました。

県は今後もイベントや情報発信を通して設立に向け働き掛けていくという事です。