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雨の日も風の日も、そして、暑い日も地域の安全安心に目を光らせ続けている「宮古島まもる君」だって時にはリフレッシュの時間がほしいと思ったりします。そんな「まもる君」に癒しのおもてなしを届けるため沖縄県宮古島の高校生が奮闘しています。

海風にさらされるとどうしても体のあちこちに痛みが出てくるため「宮古島まもる君」はメンテナンスを兼ねた「リフレッシュ休暇」を定期的に取っています。

今回は、20人いる家族のうち「いさお君」「まさかつ君」「まさお君」の3人が9月4日から宮古工業高校にチェックインして泊まり込みで癒しの時間を過ごしていました。

沖縄県立宮古工業の生徒が持ち前の技術生かしておもてなし 宮古島まもる君のリフレッシュ休暇で顔整う

学校で学んだ技術を地域に還元しようと宮古工業・自動車機械システム科の3年生たちが3人のおもてなしに立ち上がりました。肌が荒れたり、洋服が破けたり、毎日の業務でたまりにたまった疲れを癒します。

宮古工業の生徒「何十年も日焼けして色も落ちているんで、自分たちが(塗装を)やりますね」「3人のおもてなし」は授業で扱う車の金属板と違って平坦な部分が少ないため色を吹き付ける加減や角度を変えないといけないので生徒たちのスキルアップにつながるといいます。

宮古工業の生徒「結構ボロボロでパテで埋めても埋めきらないような穴があったりとか、中も素材的にもさびがすぐ付いちゃうので劣化が早いと思います。なんとかしないとですね」塗装という名の「化粧直し」を施すべくまずは体の表面を磨く「研磨」からスタートしました。まるで角質を取り除く「垢すり」のようです。

沖縄県立宮古工業の生徒が持ち前の技術生かしておもてなし 宮古島まもる君のリフレッシュ休暇で顔整う

最大のミッション「塗装」をきれいに仕上げるためにも色が付かない部分をつくる「マスキング」が欠かせません。3人が気持ち良く現場に立ち島の人たちにカッコいい仕事ぶりを見てもらうためにも塗料が垂れたりしないよう慎重かつ丁寧に色を塗っていきます。

宮古工業の生徒「いつもと違う塗料を使って速さとかも考えてやらないといけないので難しかったです。いろんな人が見ても写真を撮りたくなるような美しいまもる君にしたいです」

黒の塗料を吹き付けたあとマスキングを剥がしていくとお色直しが整った端正な姿が浮かび上がってきました。

まんべんなく化粧できたようでも近くでよーく見ると汚いということは絶対に避けないといけません。小さな筆を使ってムラがある部分を整えていきます。

沖縄県立宮古工業の生徒が持ち前の技術生かしておもてなし 宮古島まもる君のリフレッシュ休暇で顔整う

先生と生徒のやりとり「白目やるんだけど、その次、黒目塗るよね。白目のふちを取っていく、こうして、この時に、筆が白を擦っていくように動くと白と黒が混ざってグレーになっちゃうからそうならないように白目の所を塗るけど黒目を描くところはなるべく残しておいて」

3人のリフレッシュ休暇を成功に導けるのかどうか…生徒たちの最大の腕の見せどころ「顔入れ」です。果たしてどんな顔に仕上がっていくのでしょうか?

宮古工業の生徒「緊張した。緊張しました。目も眉も垂れているんで、イケメンなまもる君にします」「細かいところが多くて繊細なところなので頑張りました。眉毛を今風に頑張ってしましたね」

宮古工業で約1カ月に及ぶ長期のリフレッシュ休暇を堪能した3人は10月16日にチェックアウトして「職務復帰」を果たします。

沖縄県立宮古工業の生徒が持ち前の技術生かしておもてなし 宮古島まもる君のリフレッシュ休暇で顔整う