めーにちしまくとぅば、きょうは特別編です。しまくとぅばに親しんでもらおうと、毎年行われている「語やびら大会」で去年に続き、今年も陽明高校のしまくとぅば同好会のメンバーが、高校生らしい「いつもの会話」で会場を沸かせました。
楽しそうにゆんたくしているのは陽明高校しまくとぅば同好会の大城陽南子さんとクレイ萌夏さんです!同好会は2年前にスタート。外部講師を招いて勉強会をしたり去年の「語やびら」大会にも出場したりしてしまくとぅばのスキルを磨いてきました! しかし…先輩たちが卒業してから、メンバーは部長の大城陽南子さんを含めて2人に。顧問の平良先生が産休に入ったこともあり、活動頻度が少なくなっていました。
そこへ!新メンバー、クレイ萌夏(もにか)さんが加入!(お父さんはアメリカ出身)今年は陽南子さんと萌夏さんのコンビで語やびら大会に出場することに!お弁当タイムをのぞいてみると…天然キャラの一面も…!
Q.なにが刺さってた串?
クレイ萌夏さん「パンダ」
大城陽南子さん「ちがうちがう…パンダ刺さないで。」
クレイ萌夏さん「あー!笑」
萌夏さんは、宮古島出身のおばあちゃんのみゃーくふつを聞いたことがきかっけでしまくとぅばに興味を持ったんだって!
クレイ萌夏さん「おばあちゃんがたまに口走って…何言ってるんだろうって」「沖縄と宮古島で方言が違って、宮古島の言葉は難しくて覚えられないから(まずは)本島の言葉を覚えてみたいなって」
Q.しまくとぅばのセリフは、どうやって覚えているの~?
クレイ萌夏さん「根性。日常語でもここから来てるんだっていうのがあったりするので。それで覚えたりしています。」
大会まで残り3日!仕上がりは上々です!
大城陽南子さん「今年は友達との会話みたいな自然な感じができて、新しくて面白い」
2人の担任「堂々としているし普段教室で見るのと違う雰囲気で頼もしいなと思いました」
副顧問 阿波根久美子先生「2人の意欲に背中を押されて私も原稿を書いて指導をしましたけどよく頑張ってくれたと思います」
みんなの応援も受けて、準備万端!
2人「「大会、ちばらなやー」」
大会当日。緊張しているかと思いきや、なんだか楽しそう!
大城陽南子さん「緊張は飛びました。」
クレイ萌夏さん「自然体でできたらいいなと思います」
どこまでも、いつも通り!本番も大丈夫そう!「語やびら大会・中部地区」では、ドキドキしながらも一生懸命に話す小学2年生から、流ちょうに言葉を使いこなす80歳のベテランまで、13組17人が県大会への代表枠5つをかけて激突!
北谷第二小6年久志果凛々・北谷高校2年比嘉こはる「私のおじいちゃんおばあちゃんの言葉が…少し分かってきました」
みんな気合が入ってる~~!いよいよ陽南子さんと萌夏さんの出番!ちばらなや~!
大城陽南子さん「高校生活も残り半分だね」
クレイ萌夏さん「好きな先輩に恋の告白もしないうちにもうすぐ卒業だよ」
身近な進路の悩みから、話はどんどん、流行りのお菓子の話題に。
大城陽南子さん「あなたは卒業したらどうするの」
クレイ萌夏さん「いま考えているよ。それよりトゥンカロン!」
大城陽南子さん「ぬるんとぅるん?」
クレイ萌夏さん「ぬるんとぅるんじゃない、トゥンカロン。最近流行りの韓国のおやつ。」「それからダルゴナ」
大城陽南子さん「ダルゴナというのは何?」
クレイ萌夏さん「ダルゴナは韓国のコーヒー牛乳みたいなものだよ」
大城陽南子さん「あんたの頭の中は甘いおやつのことでいっぱいだね」
2人らしいゆる~い会話が、みんなの笑いを誘っていました!
「さぁまずは今は目の前のことを頑張ろう」
大城陽南子さん「そうだね。あそこのお店で苦いゴーヤージュース買って飲もう」
クレイ萌夏さん「若いうちの難儀は買ってでもしなさい、ということもあるからね」
大城陽南子さん「あしたからもまた頑張ろうね。」
クレイ萌夏さん「一緒に頑張ろうね」
いっぺー じょーとー!
担任「僕も勉強しようと思いました。いい刺激になりました」
阿波根先生「本番が一番自然で楽しそうにやっていたので良かったです」「ゆーりきとーたん」
惜しくも、地区代表選出とはいきませんでしたがこれからのモチベーションにつながっていました!
大城陽南子さん「自然にやることができて楽しかったです」
クレイ萌夏さん「他の地域の言葉とかも調べてみたりしてみます」
いつものおしゃべりの楽しさを伝えた2人!しまくとぅば同好会、これからも、ちばらなや~
大城陽南子さん・クレイ萌夏さん「新入部員、まってまーす」