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「健康経営」を進める企業の企画第3弾です。会社の生産性の向上は従業員の健康が一番という考え方、それが「健康経営」です。今回はIT企業の取り組み、船越記者のレポートです。

浦添市のODNソリューション。およそ90人の従業員が働くコンピューターのシステムなどをつくる会社で来年創立40周年を迎えます。この会社では去年から健康経営への取り組みを始め、今年3月に健康経営優良法人に認定されました。

池間幸夫社長「健康経営に着目しているのは病気で退職していくというのが何年かに1人出てくるので、」「健康面とかで退職していく方を減らしていきたい、なくしたいという思いの方が強い。そのために健康経営を推進していきたいのが第一の目標」

従業員の健康面を考えた取り組み。その内容はというと。

菅間求 取締役「働き方改革の一環も兼ねて、まずはスーパーフレックスタイム制(を導入)」

スーパーフレックスタイム制は導入企業が増えているフレックスタイム制とは異なります。必ず働かなければいけない時間帯が設定されておらず、出勤退勤の時間を働く人が柔軟に決めることができる制度です。

菅間求 取締役「これによって朝夕の交通渋滞の緩和にもなりますし、そういったところからくるストレスや交通事故のリスク軽減にもつながっていくのかなと思います」

柔軟性の高い働き方の導入によって仕事と私生活の両立につながると従業員からも好評です。

伊佐七海さん「(仕事に)慣れてきて最近からちょっと早く来て早く帰ったり、遅く来たりしてます」「金曜日だったら友達とご飯だったり、そのために早く(会社に)行って、早く帰ったりしています」

またほとんどが座りっぱなしの仕事が多く、運動不足解消のためスポーツジムと法人契約をし従業員が利用しやすいようにしています。

國仲章太さん「スポーツジムってお金もかかるので気軽にいけないなと思っていたので、この取り組みに助けられました」

働き方を含め従業員の健康管理に目を向けた取り組み。今年入社した社員からはこのような声も聞かれました。

伊佐七海さん「(企業選びで)仕事とプライベートが分かれていることだったり、残業だったり労働の時間のことは気にしている」

実際、スーパーフレックス制など働き方改革を進めてから採用活動でもいい反応を得ているということです。

健康経営に切り替えてておよそ1年。池間社長の期待は膨らむ一方です。

池間幸夫社長「健康になれば私生活も仕事も充実していけますので、結果的に生産性が上がればいいかなと思っています」

Qそれで業績アップも?

「そうですね。それもあります(笑)」

自由な働き方が従業員を健康に、そして業績もあがる。さらには優秀な人材の確保にもつながる、いうことなしですね。ここまでビジネスキャッチーでした。