沖縄のスポーツ選手や指導者の活動と思いを紹介する「アスリートフォーカス」。きょうは24回目です。「沖縄スポーツマネジメント」に所属するアスリート、指導者から今回はこちらの方にお越しいただきました。自己紹介をお願いします！
こんにちは、元プロキックボクサーの中村広輝です。よろしくお願いします！！
はい、よろしくお願いします！実は中村広輝さんは2回目のアスリートフォーカス出演となります。2年前のご出演の時から中村さんは実現させた夢がありました。VTRでご紹介します。それでは一緒に行きますよ！アスリートフォーカス！！
激しい戦いぶりで「琉球鉄拳」の異名をとり、プロキックボクシング、総合格闘技のリングを沸かせた中村広輝（なかむら ひろき）さん。38歳。
沖縄芝居の大御所、大宜見小太郎さんの息子で、武道家朝覚さんの武道団体「赤雲會」で高校生のころから腕を磨き、プロ42戦24勝18KO。3年前に引退した後はトレーナーとして活動。また那覇市教育委員会に籍を置いて、子どもたちの見守りや不登校の生徒に、キックボクシング体験を通じてやりがいづくりを図るなどしています。
その中村さんは先月、ゆいレール奥武山公園駅にほど近い場所に、念願だった自分のジム開設を果たしました。
中村広輝さん「線も細くて、正直高校生の頃は50kgちょっとくらいしかなくて、そこから格闘技を通して本当に大きくなって、自分の気の弱さとかとそこで成長していった部分もあったので、そういった部分も含めて育てることができれば一番いいなと思う」
体験入会で訪れた人「友だちの家が近いので一緒に行こうと言われて、自分もキックボクシングをやってみたかった」
体験入会で訪れた人「日ごろのストレスを（発散）はまりそうです！！」
体を動かしたい、キックボクシングをしてみたいという初心者も多く訪れる一方で、中村さんに憧れ指導してもらいたいと通う選手もいます。目の難病をかかえながらもプロを目指す平良さんです。
平良典之さん「15歳の時から中村広輝さんを知っていて、試合やKOを見ていてすごいなと思っていて入った。RISEという大会に出て活躍したい」
アスリートのセカンドキャリアとして１つ目標を達成した中村さん。さらなる意欲に燃えています。
ジムをオープンさせたのと同じく先月、中村さんは入籍もしました。お相手の沙也加さんは、引きこもりや不登校に悩む若者世代の自立支援や、子どもたちへの性教育などを県の委託で仕事にしています。
沖縄の子どもたちに関わる仕事を通して出会った2人は、意気投合するのに時間はかかりませんでした。
沙也加さん「厳しい世界でやっていたというよりは、私が会った時にはもう子どもたちのことを考えたりとか、家族思いでもあったりするのでそういうところに魅かれた。私の仕事も応援してくれるのでそこが嬉しい」
中村広輝さん「現役のころからずっとそうだが、僕の場合母子家庭で、母親が僕が大学卒業と同時に定年だったので、自分が稼ぐしかなかったので、なおさら何か頑張らないと行けない気持ち」
沙也加さん「広輝さんの人柄を見たら、集まってくれる方がとても素敵な方たちがジムにもくるんだろうなというイメージができたので、（将来への）不安というのは無かった。頑張りすぎずにでも周りの人に笑顔を届けて欲しい」
株式会社沖縄スポーツマネージメント webサイト 中村広輝さんInstagram