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めーにちしまくとぅば、きょうは特別編です。沖縄の言葉や風習を題材にした、こちらの漫画がアニメ化されるということで前回、作者や地元の人々を直撃しました。今回は、その放送に向けて、どんな作業が行われているのか、気になる制作現場に潜入しました!

制作スタッフ「海の流れ 波を作っている」「いろいろ試してて。試行錯誤しながら…こんな感じです」

ここは、アニメーション制作会社「ミルパンセ」。人気小説を原作とするアニメ「蜘蛛ですが、何か?」など数々の作品を生み出してきました。この場所で、今うちなーんちゅの心を掴んで離さない漫画のアニメ化に向けて着々と準備が進められているんです!

沖ツラ作者 空えぐみさん「音声もですしアニメーションで動きとかカチャーシーとか、内地の方に見ていただいて、沖縄の文化が広まっていくというのはすごく楽しみです」

大阪から移住してきた漫画家・空えぐみさんが手掛ける「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」。通称沖ツラ。沖縄の言葉や文化を題材にした漫画です。

玉城知事「やっぱり何回読んでも面白いよね 7巻まで出てるでしょ」「ここまでうちなーぐちで作れるかとをチャレンジすることは面白い」

今勢いに乗る沖ツラは…本土から引っ越してきた高校生、てーるーが主人公。同じクラスのひーなーに恋をしますがひーなーが話すのはしまくとぅばだけ!なにを言っているのか、分かりたいのに、分からない!?作者の空さんが地元の人々と関わる中で見つけた「沖縄あるある」が詰まっています。

具志川公民館 高江洲朝美 館長「具志川が描かれている。これだけある。」

漫画に描かれている具志川の風景をすべて数えようとすると付箋だらけになってしまうほど物語の中では、地元でおなじみの場所がたくさん登場します。

みんなの憩いの場所、具志川ビーチに…大きな虹がかかったシーンが印象的な坂道…。昔ながらの石垣や…地元の人たちが集う公民館。極めつけは、公民館長の自宅まで!

高江洲朝美公民館長「はい~あまるやっさ(あそこだね)って。すぐ分かる」

空えぐみさん「僕の沖縄ってこの具志川なので、お世話になった土地を描きたいという思いが強いですね」

地元愛が詰まった沖ツラ、一体どんなアニメになるのか?ちむどんどんして、居ても立っても居られない取材班は、東京へ!!東京練馬区にある制作現場にお邪魔すると…もくもくと作業が進められていました!

ミルパンセ 板垣伸 総監督「(Qどんな作業を?)コンテです。画面の設計図です。これをもとに映像にする」「のんびりした雰囲気だったりとか、どのカットをとっても沖縄を感じられるものになると成功なんじゃないかな」

制作作業が始まったのはつい最近のこと。まさに動き出したばかりなんですね。こちらでは、制服姿のひーなーを発見!なんのイラストなんでしょうか?

ミルパンセ 田辺慎吾 監督「もとになる設定です。キャラクターの設定」「後ろ、横、前からみた姿靴の裏はこうなってますっていうのを最初に決めて皆さんに配布してこれ通りに描いてくださいねという土台になるもの」

この方が、沖ツラのアニメ化に情熱を注ぐ監督の田辺慎吾さんです。

ミルパンセ 田辺慎吾 監督「沖縄の住んでいた時期があったんですけどそれを踏まえてもカルチャーショックはすごかった」

実は田辺さん、13年前に渡嘉敷島でマリンスポーツの仕事をするなど沖縄の海に魅了され1年間生活していました。それでも沖ツラを読んで初めて知ることがたくさんあったと言います。

「こんなに方言濃いの?みたいな。こんな文化住んでたけど全然知らないわみたいな。こんな面白い世界がまだ広まってるんだなみたいな感じでしたね」

「ロケハンして気づいたんですけど、東京と違って地域のつながりを認識できたので、なんか都会と違う、みたいな。地域の温かさっていうのはアニメで出していけたらいいなと思います」

アニメ化決定に沸く人々はやはり、こんなことも気になっていました。

具志川に住む 神田ふさみさん「うちなーぐちというのは地域によっても違うから…」

全巻そろえているファン「一番はうちなーぐちですね。ちゃんとこっちのイントネーションでやってくれるのか」

独特な響きを再現できるのか?そのあたりはいかがですか?

田辺さん「正直めちゃくちゃ難しいです」「方言監修の方を紹介していただいて連携を取りながらやっていく。違和感ないようにしたいですね~」

その言葉を聞いても、ちむわさわさーする心配性な取材班は、失礼を承知でクイズを用意!イントネーションに違和感があれば本土の人だな?と一瞬で分かってしまう言葉を出題します!!まずはこの地名!

「北谷。アメリカンビレッジがあるあたり」

つづいて、昔ながらのこのお菓子!

「サーターアンダギー」(

おしい!サーター「アン」ダギーではなく、サーターアンダギー!抑揚をつけずに発音します!

最後は、沖縄料理といえばこれ!

「ゴーヤーチャンプルー」

「その特有の語尾がめちゃくちゃ難しい」「ゴーヤって言ったらだめですもんね。」

さすが!渡嘉敷島で鍛えられただけありますね!恐れ入りました。アニメの公開時期はまだ未定ですが、東京のテレビ局で放送されることが決まっています。

田辺さん「沖縄特有の空気感とか温かさとか、カルチャーショック的なのを見て自分も沖縄行きたいなと思ってくれるような作品になればなという感じですね。」

アニメ公開への道は、まだまだ始まったばかり!個性豊かな登場人物たちが、ゆんたくはんたくーするその日までカメラは追い続けます!!まちかんてぃー!アニメの放送時期などの情報は順次公式SNSで発信されるということです。