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奄美空港に緊急着陸した普天間基地所属のオスプレイ1機が2023年9月22日午前、離陸したのが確認されました。オスプレイの緊急着陸が相次ぐ状況に、木原防衛大臣も「安全確保が大前提」と強調しています。

鹿児島県の港湾空港課などによりますと2023年9月21日奄美空港に緊急着陸したオスプレイが、2023年9月22日午前8時57分にメンテナンスが完了したため離陸したということです。

この機体は普天間基地所属機で、2023年9月21日午後3時46分、警告灯が点灯したとして緊急着陸し九州防衛局によりますと「運用に必要な整備をしていた」ということですが、どのような整備を行ったかなどは分かっていません。

普天間基地のオスプレイは2023年9月14日と16日、奄美空港のほか、新石垣空港と大分空港にあわせて5機が緊急着陸をしています。

木原防衛大臣は「米側には、事案の原因に関する情報提供を引き続き求めるとともに、安全管理を徹底するよう、申し入れている」と述べました。木原防衛大臣は2023年9月22日午前の会見でこのように述べましたが、緊急着陸の理由については「まだ報告を受けていない」としました。

奄美空港にオスプレイが緊急着陸した2023年9月21日は、普天間基地の航空部隊が、アメリカ海兵隊の方針を受けて安全策協議のための飛行停止を経て、再開した初日にあたります。

沖縄に駐留するアメリカ海兵隊はQABの取材にオスプレイが普天間基地に戻ったことを明かにしたうえで「警告表示に従って別の場所に着陸することは慎重な行動だと明確にしておきたい」などと主張しました。