※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

性の多様性について考えてもらおうと沖縄県西原町の小学校で心と体の性が一致しないトランスジェンダーの当事者が自らの経験を伝える講演会が開かれました。

竹紫春翔さんの話「僕はトランスジェンダーっていうのも嫌だったし、いじめられてきたし、声も好きじゃなかったし、でもこうやってみなさんの前で話せるのは、自分がやっと好きになれたからです」

講演会は”互いに認め合うこと”の大切さについて考えてもらおうと開かれたもので、西原東小学校の5、6年生約160人が参加しました。

女性として生まれ、男性として生きる那覇市出身の竹紫春翔さんが講師を務め、性別に葛藤した過去や家族にカミングアウトするまでの体験をつづった絵本をパートナーの竹花めぐみさんが朗読しました。

家を出る覚悟で自らの性について母に打ち明けた時、迷いなく自分の個性を受け入れてくれたことで、自分らしい人生を歩もうと決めた竹紫さんの思いを伝えました。そのうえで身体の性や心の性に関係なく個性を尊重することが大切だと呼びかけました。

竹紫春翔さん「もし友達がもしかしたら僕、私、LGBTかもしれないんだよと相談受けたときに、大丈夫だよ、世の中にはいっぱいいるんだよ、だからそのままでいいんだよと伝えて下さい」

女子児童「自分の嫌な部分を魅力に変えたら、生きやすくなるのかなと思いました」

男子児童「大丈夫だよと優しく声をかけて、今まで通り変わらない接し方をしたいと思いました。その人の個性も認めて自分もちゃんと相手にどうコミュニケーションをとるかを考えながら接していきたいです」